「休暇」に対する考え方、特にフランス
西村:労働環境や労働時間という点では、日本との対比が大きく、イギリスとフランスはほぼ同じような感覚です。一番の違いは労働時間で、欧州で働くようになってから労働時間はだいぶ減りました。6時頃になったら基本的に会社を出るという雰囲気があり、最初は新鮮でしたが、慣れてくると、逆に日本で遅くまで会社にいたことの方が異常だったと感じるようになりました。
フランスとイギリスは似ていますが、細かくみると休暇に対する考え方などが違います。フランスでは(企業にも寄りますが)有給休暇が7週間以上あり、さらに国民の祝日も割と多いため、イギリスとフランスでは年間3週間近く休暇の日数が違います。特にフランスでは夏のバカンスがとても大切にされていて、少なくとも2週間、多くの人は3週間、(フランス企業だと)人によっては4週間取るため、基本的に8月に大きな仕事が進むということはありません。
ランチ文化の違い
山田:仕事内容にもよるかもしれませんが、ランチをデスクで食べなくなったことが大きな変化でした。みんなで一緒にデスクから離れて「ランチ行こう」と毎日声をかけ合い、自分でランチを持ち寄ったり、食堂からプレートを持ってきたりして、結局みんなで1時間きっかり時間を取って一緒に食べるというスタイルは、とても新鮮な経験でした。
中村:そうしたいと思いつつも、みんなが早く帰るので、働いている時間はできるだけフォーカスして集中し、5時半や6時半には帰れるよう頑張っています。そのため、お昼はデスクで10分程度で済ませることが多いです。ただ、周りのチームを見ると、外に出て1時間しっかりランチを取っている人も多くいます。日本との一番の違いは、働く時間が全然違うことですが、働いている時間はかなりインテンス(集中的)です。ダラダラ働かず、すごく集中して働き、プライオリティゼーション(優先順位付け)も上手で、日本のように全部みっちりやるのではなく、「本当にここだけフォーカスしてここをやればOK」という働き方です。
竹崎:仕事や作業依頼に対しても、やらない、できない、ってはっきり断りますよね。忙しいから、優先順位じゃないから、ということもあるし、何も言わずにスルーすることも多々ある。


