今年13回ある満月のうち、4回目にあたる「ピンクムーン」が4月2日(木)に昇ってくる。ピンクムーンという呼び名は北米先住民の農事暦に由来し、北米でこの時期にピンク色の花を咲かせるフロックスという野花にちなんでいる。また、実際に月がピンクがかった色に見えることも理由とされる。
今年のピンクムーンは、おとめ座の1等星スピカとの共演も見逃せない。
月が満月の瞬間「望」を迎えるのは、2日の日本時間午前11時12分だ。なお、翌3日の月も月齢15で、ほとんど満月に見える。
満月は、夕暮れ時に東の地平線から顔を出した瞬間が最も見栄えがする。日没後の空が濃い青色に染まる「ブルーアワー」の中、昇ってくる丸い月が劇的なコントラストを生み出す光景は何よりも印象的だ。
最高の満月の眺めを堪能するには、高台や開けた野原、東の水平線がよく見える海岸など、見晴らしのよい場所へ行こう。月の出カレンダー(国立天文台の「各地のこよみ」など)で、その場所の月の出の時刻もあらかじめ確認しておこう。
ちなみに、世界各地の日の出・日の入り/月の出・月の入りの時刻をカレンダー形式で紹介しているsunrisesunset.comによると、米西海岸では今回、日の入りと月の出の時刻、そして満月の瞬間がぴったり重なるという非常に珍しい現象が発生する。
また、2日と翌3日は、丸い月が夜空で16番目に明るい星であるスピカと並んで夜空を廻る。
米最古の生活年鑑『オールド・ファーマーズ・アルマナック』のウェブサイトによれば、北米先住民が呼びならわす4月の満月の別名には、「ブレーキングアイスムーン(氷を砕く月)」や「フロッグムーン(カエルの月)」、この時期に産卵遡上する魚の名に基づいた「サッカームーン(Sucker Moon)」などがある。



