「ピンクムーン」とイースターの日曜日
今年のピンクムーンは、「パスカルムーン(過越の満月/復活祭の満月)」とも呼ばれる。パスカルとはユダヤ教の過越祭(すぎこしのまつり、ペサハ)に由来する言葉で、イエス・キリストの死と復活がこの時期に起こったことから、転じてキリスト教の復活祭(イースター)をさす。
西方教会(カトリック、プロテスタント)では伝統的に、春分の日が過ぎてから最初に昇る満月の直後の日曜日にイースターを祝う。今年の春分の日は3月20日だった。したがって、4月2日のピンクムーンが日取りの決め手となり、キリスト復活を記念するイースターサンデーは今年、4月5日となる。
「ピンクムーン」と並ぶスピカ 探し方は
今年のピンクムーンと共演するおとめ座の1等星スピカは、北半球の春から夏にかけて、簡単に見つけることができる。満月が昇り、夜空が暗くなってきたら、北東の空に「北斗七星」を探そう。ちょうど「ひしゃくの柄」を下へ向けて、まるで立ち上がったような姿をしているはずだ。
その「ひしゃくの柄」のカーブをそのまま伸ばした「春の大曲線」を辿っていくと、東の低空に光る明るい星、うしかい座の1等星アルクトゥルス(アークトゥルス)に出会う。さらにそのまま地平線に寄り添うように曲線を伸ばしていった先に、青白く輝いている星がスピカだ。
2日はそのすぐ上にピンクムーンが、3日は真下にほぼ丸い月が輝いている。
5月の満月「フラワームーン」と「ブルームーン」
太陽の公転を基準とする「太陽年」の1年は約365.24日だが、月の動きを基準にした「太陰年」の1年は約354.37日とやや短い。このため、通常は1年間に12回ある満月が、13回訪れる年がある。2026年はこれに該当する。
ピンクムーンの次の満月は、5月2日の「フラワームーン(花の月)」だ。そして今年は5月に満月が2回あり、31日に昇る2回目の満月は「ブルームーン」と呼ばれる。


