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2026.03.30 12:00

SF映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』、世界興行収入約480億円を突破 2週目も好調

Photo by Dimitrios Kambouris/Getty Images

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Amazon MGMスタジオの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が公開2週目も好調な成績を収め、米国内興行収入は推定5450万ドル(約87.2億円。1ドル=160円換算)、海外興行収入は5410万ドル(約86.6億円)を記録した。これにより世界興収は3億ドル(約480億円)を突破し、2026年に公開されたハリウッド映画の中で最高の興行成績となっている。

ハリウッド業界紙が報じた初期推計によると、アンディ・ウィアーによる2021年発表の同名SF小説を原作とする『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、国内興行収入が1億6430万ドル(約262.9億円)を超え、海外興行収入を合わせた世界興収は3億80万ドル(約481.3億円)に達している。

ディズニー/ピクサーの『私がビーバーになる時』は週末の米国国内興行収入で2位となり、2026年公開作品の興収ランキングでも僅差の2位につけている。同作は国内外の劇場で3700万ドル(約59.2億円)を追加し、世界興収は累計2億9760万ドル(約476.2億円)となった。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、2022年にMGMと合併して以降のAmazon配給作品として最高の興行成績を記録した。2023年に世界興収2億7610万ドル(約441.8億円)を記録した『クリード 過去の逆襲』を上回った。

ライアン・ゴズリング主演のこのSFスリラーは、公開初週末に8000万ドル(約128億円)を稼ぎ出し、今年最大級の劇場公開スタートの1本となっていた。2週目の興収減少率はわずか32%にとどまっている。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、ゴズリングが主演を務めた作品の中で国内興行収入の最高記録を更新した。これまでの記録は『ラ・ラ・ランド』の国内興収1億5110万ドル(約241.8億円)だった。ただし、ケン役で助演出演した『バービー』は2023年に6億3620万ドル(約1017.9億円)を記録している。

SF作家アンディ・ウィアー、2度目の大ヒット

SF作家ウィアーにとって、これは2度目の大ヒットとなる。ウィアーは2011年に小説『火星の人』を発表し、同作は2015年に20世紀フォックス配給で『オデッセイ』(字幕版吹替版)として映画化された。『オデッセイ』は『エイリアン』(字幕版吹替版)や『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督がメガホンを取り、マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ケイト・マーラなど豪華キャストが出演。北米3831館で公開され、オープニング興収は5430万ドル(約86.9億円)、最終的に米国国内興収2億2840万ドル(約365.4億円)、海外興収4億170万ドル(約642.7億円)を記録した。

ディズニー/ピクサーの『私がビーバーになる時』は公開4週目も米国国内興行で好調を維持し、週末興収は推定1220万ドル(約19億5000万円)だった。興行収入3位は今週末唯一の新作で、ワーナー・ブラザースとニュー・ライン配給のホラー映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』が2778館で約500万ドル(約8億円)を稼いだ。ただし本作の成績は概ね失敗と見られている。製作費は2000万ドル(約32億円)と報じられており、ロッテン・トマトや市場調査会社CinemaScore(シネマスコア)の調査でも批評家・観客双方から評価は芳しくない。インド映画『Dhurandhar: The Revenge』が4位で、公開2週目ながら北米わずか987館で480万ドル(約7億7000万円)を稼いだ。コリーン・フーヴァーの同名小説を原作とする最新映画化作品『Reminders of Him』が5位で、公開3週目の週末興収は470万ドルだった。

forbes.com 原文

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