「私は、この分野で活動の幅を広げることに関心があります」
職務範囲の拡大に関心を示せば、プレッシャーを感じさせることなく自身をアピールすることができる。経験を広げることへの意欲はあるが、それを要求しているわけではない、というシグナルになる。このフレーズは特に、新たな機会が生じているが、まずは様子を見たいという場合や、情報を得たい場合に役立つ。
例えば、チームが新しいツールや市場を模索している場合、上司に対して以下のようにアプローチすることができる。「それらの取り組みを支援するため、自分の職務範囲を広げることに私は関心があります。そうした可能性は、次の四半期には具体的にどのような形になるでしょうか?」
この言い回しは、自分のスキルや関心事がビジネスニーズとどう合致するかについて、協力的な会話を進めるきっかけになる。
あなたが好奇心旺盛で、新たな挑戦に意欲的な人物だ、と上層部が知れば、あなたを挑戦的な業務や部門横断的なプロジェクト、あるいはリーダーシップ育成の候補として検討する可能性が高くなる。
コミュニケーションは、キャリア形成において最も強力なツールの一つだ。それは、大胆な発言や大げさな宣言のことではない。役割や責任、昇進の意思決定を下す人々に対して、自分は主体性を持ち、準備が整っていることを伝え、協力する意思を伝える、賢明で戦略的な言葉遣いのことだ。
今回紹介した5つのフレーズは、自信と明確さを持って、組織の優先事項を尊重しながら、キャリアに関する重要な会話を始める助けとなる。会議や、1対1の面談、評価面談でこれらを活用すれば、人間関係を損なうことなく、新たな道を開くことができる。自分の野心を慎重に伝えることができることは強みとなる。
進歩は、一つ一つの会話から積み重ねられていくものだ。まず手始めに、これらのフレーズの中から一つを使ってみて、それがどのようにチャンスや認識を形づくっていくか観察してみよう。
あなたには、思慮深く成長できる力がある。そして適切な言葉は、そのことを他者に気づいてもらう助けとなるだろう。成功を祈っている。


