健康

2026.03.19 18:30

CBN規制で何が変わるのか──患者救済を残しつつ問われる業界責任

TaylerDerden - stock.adobe.com

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こんにちは、ワンインチの柴田です。2026年3月18日に厚生労働省から、CBNが薬機法上における指定薬物に追加されることが発表されました。

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今回はCBNが規制され、具体的にどのような形になるのか、なぜ規制され、業界はどうすべきだったのかについて書かせていただきます。

CBNは、カンナビノールという大麻成分の一つです。ごく少量では精神作用は発現しないとされますが、高容量を摂取すると、いわゆる“大麻”をイメージするTHCのような精神作用が現れる可能性があるとされています。CBN自体は7年ほど前から日本でも輸入品が売られるようになりました。最初は大きな人気はありませんでしたが、HHCやTHCHなど精神作用を有するカンナビノイドの人気と規制があったのちに、高容量ではCBNにも同様の精神作用があることが注目され、1000mgといった高容量のクッキーなどが売られるようになりました。それが2年ほど前からです。

2025年5月には、大学生が高容量のCBNの食品を摂取して飛び降りるという事件が起きました(命に別状なし)。この件が直接の契機だったのかは断定できませんが、社会的な関心が高まる中で、CBNは規制の流れに入っていきました。その後、2025年10月に指定薬物部会が開かれ、CBNは指定薬物相当との結論が出ました。通常であれば、直ちに指定薬物化となってもおかしくない場面だったと思いますが、CBD議連(カンナビジオールの活用を考える議員連盟)では、JCFというCBD関連協会の連合から規制に対する反対運動が行われました。(弊社ワンインチはこのJCFには加盟しておりません。)また、彼らが働きかけを行ったとみられる議員からも規制に対する反対の声が上がり、厚労省は「指定薬物化までのプロセス(試験方法)の開示」と「パブリックコメントの募集」という形をとり、いったん延期となりました。

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その後、衆院の解散などもあり議連が開かれない時期が続きましたが、2026年3月に議連が開かれ、そこで3月中の公布と6月の施行が発表されました。また同時に、CBNを本当に必要とする患者さんに対しては使うことができる道も残されました。

次ページ > CBNがどうしても必要な患者の方は、許可制で使用可能に

文=柴田耕佑

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