2位は中国の上海で、歴史的な建造物と最先端の文化が融合している点や、活気あふれる食文化が高く評価された。特にコーヒー文化が盛んで、上海には現在、世界で最も多くのカフェがあると言われている。また、中国への旅行は以前と比べると格段に便利になった。短期滞在の場合、現在では50カ国以上の国民がビザ(査証)なしで入国できるようになり、上海のみならず中国全体に対する関心が世界中で再び高まっている。タイムアウトは、上海の物価の安さも浮き彫りにした。外食は安価だと答えた地元住民は88%に上り、90%がカフェや映画は手頃な価格だと答えた。
3位は英国のエディンバラで、歩行のしやすさや緑地の多さ、活気あふれる食文化や芸術文化で高い評価を得た。今年は文化面でも盛りだくさんの年となり、エディンバラ・アートフェスティバルのほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で幕を開けるエディンバラ国際フェスティバルなどが開催される。地元住民の94%が食の魅力を高く評価し、91%が緑豊かな環境を称賛し、90%が同市の文化を高く評価していた。
4位に入った英首都ロンドンは、美術館やレストラン、文化施設が高く評価された。ロンドンでは来年、スミスフィールドのロンドン博物館をはじめ、主要な美術館の開館や、数多くのレストランの開店が相次ぐ見込みだ。ロンドンでは地元住民の99%が、同市の芸術や文化について「良い」または「素晴らしい」と答えた。食の面でも高い評価を得ており、96%の住民が市内のレストランを絶賛していた。
2024年に世界最高の都市に選ばれ、昨年は3位だったニューヨークは、今年は順位をわずかに下げたものの、依然として世界で最も活気ある都市の1つとして5位にランクインした。社会基盤の整備が進み、全米鉄道旅客公社(アムトラック)の運行速度向上やジョン・F・ケネディ国際空港の新国際線ターミナルの段階的な開業など、ニューヨークでは都市の未来が形作られている。ニューヨーク市民の93%が同市の芸術・文化の充実度に最高評価をつけ、91%が食文化を高く評価した。
昨年1位だった南アフリカのケープタウンは、6位に後退した。ケープタウンの魅力は、その美しさにある。地元住民の86%が同市を世界で最も美しい町だと評しており、同じく86%の住民が緑豊かな空間や自然環境を称賛している。タイムアウトは手付かずのビーチやテーブルマウンテンを挙げ、「ケープタウンは、着陸したその瞬間から人々を魅了する」と記した。
トップ10の残りの順位は、メキシコ市(7位)、バンコク(8位)、ソウル(9位)、東京(10位)となっており、いずれも活気ある文化と強い個性で知られる都市だ。


