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2026.03.11 21:20

ホルムズ海峡付近で「正体不明の飛翔体」が3隻の船舶を攻撃 英当局

ホルムズ海峡近海で実施されたイランとロシアの合同軍事演習。2026年2月19日撮影(Iranian Army/Handout/Anadolu via Getty Images)

ホルムズ海峡近海で実施されたイランとロシアの合同軍事演習。2026年2月19日撮影(Iranian Army/Handout/Anadolu via Getty Images)

英海事当局は11日、ホルムズ海峡を航行中の少なくとも3隻の船舶が飛翔体による攻撃を受けたと発表した。イランは米国とイスラエルの攻撃への報復として、戦略的に重要な同海峡を航行する船舶を標的にすると表明しており、緊張が高まっている。

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英海事当局は、ホルムズ海峡を航行中の貨物船がオマーンの北約11海里の地点で「正体不明の飛翔体」に攻撃されたと発表した。この攻撃により船内で火災が発生し、一部の乗組員が避難を余儀なくされた。火災は直ちに消し止められ、「現時点では環境への影響はない」という。

同局はホルムズ海峡で発生した他の2件の事件も報告した。うち1件は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ沿岸の北西50海里で、ばら積み船が「正体不明の飛翔体」に攻撃された。もう1件は、UAEのラス・アル・ハイマ近海で同海峡を航行中の船舶が「正体不明の飛翔体と思われる」物体による損傷を受けた。

英海事当局は同海域を航行する全ての船舶に対し、「警戒しながら航行し、不審な活動があれば報告する」よう注意喚起した。飛翔体の性質や誰が攻撃を実行したかについての詳細は明らかになっていない。

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国際指標の北海ブレント原油先物は11日、4%以上上昇し、1バレル91.50ドルに達した。だが、この上昇は1バレル120ドルに迫った9日早朝の短期的な急騰には遠く及ばない。米原油指標のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物も乱高下しており、11日早朝には1バレル87.90ドルに達し、深夜から5.34%上昇した。

ホルムズ海峡経由の船舶の航行は、先月末に始まった米国とイスラエルによるイランへの軍事作戦以降、混乱している。イランが同海峡を航行する船舶を標的にすると表明したことを受け、ドナルド・トランプ米大統領は「ホルムズ海峡で石油の流れを妨げる動きがあれば、米国はこれまでの20倍の力で攻撃する」と警告した。

同大統領は10日、イランがホルムズ海峡で機雷を敷設し始めたとの報告を受け、同国に対し「直ちに」全ての機雷を撤去するよう要求した。米中央軍は同日、X(旧ツイッター)に、ホルムズ海峡付近で機雷敷設艦16隻を含む複数のイラン海軍艦艇を撃破したと投稿した。

forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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