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2026.03.10 12:00

「子育てに最適の街」は豪ブリスベン、世界50都市ランキング 東京22位、大阪32位

オーストラリア・ブリスベンの風景(Shutterstock.com)

2026年版報告書は、2023年に38都市を評価した前回のグローバル分析を基に作成された。前回はスウェーデンのストックホルムが総合1位、ニューヨークは22位だった。対象都市を拡大した今回の指数では、世界の主要都市が家族の生活拠点としてはどのような位置づけになるのかを、より広範に比較できる。

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国内外を問わず、どこを生活拠点にするか迷っている家族にとって、政策、生活費、安全な屋外スペースへのアクセスが有意義な生活の質につながることを調査結果は明確に示している。すべての項目で卓越した都市はないものの、子育て環境においては地理的条件と政府の政策が明確な違いを生むことがデータから見て取れる。

子育てに最適な5都市と、その理由

総合1位を獲得したブリスベンはオーストラリア・クイーンズランド州の州都で、緑地面積の広さで他の都市を圧倒した。住民10万人あたりの公園・屋外プレイエリアは84.89カ所に上る。安全性の高さと手厚い育児休暇制度も高く評価された。オーストラリアの法定育児休暇は合計54週間で、調査対象中でも最も長い国の一つだ。

もっとも、ブリスベンも完璧ではない。報告書は「子ども向けアクティビティがより充実した都市はいくつもあり、家族手当や教育支出(のGDPに占める割合)もオーストラリアは他国と比べて少ない。これらの評価がもっと高ければ、ブリスベンのスコアは大幅に改善するだろう」と指摘している。

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2位は英ロンドンで、子ども向けアクティビティが758件と非常に多い点がスコアを押し上げた。英国の長期育児休暇制度も高評価に貢献した。報告書では「すばらしい歴史的名所や豊かな歴史遺産がたくさんあり、魅力的な博物館・美術館を訪ね歩くことのできる都市」だと特筆されている。

英ロンドンの自然史博物館で展示物に見入る子どもたち(Shutterstock.com)
英ロンドンの自然史博物館で展示物に見入る子どもたち(Shutterstock.com)

3位にはニュージーランドのオークランドが入り、安全性、緑地面積、家族手当の項目が高評価を獲得した。オークランドの弱点としては「法定育児休暇が短いことがニュージーランドの足かせとなっている。合計28週間(母親26週間、父親2週間)は、オーストラリアや英国の54週間の半分強にすぎない」と指摘された。

トップ5の残り2都市には、フィンランドのヘルシンキと豪シドニーが入った。

オーストラリアの都市は軒並み評価が高く、パースとメルボルンもトップ10入りした。報告書によれば、安全性と子どもの予防接種率の高さ、比較的寛大な育児休暇制度が北米や欧州の一部都市よりも高いスコア獲得につながった。また「オーストラリアの都市は一般的に、子育てに向いているとされる他の主要都市よりもはるかに生活費が安い。この点が評価計算で有利に働いた」という。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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