イランによる新たな最高指導者選出の動向
イランは、ハメネイの後継となる新たな最高指導者をまだ発表していない(米国版記事掲載時点)。暗殺された指導者の息子モジタバ・ハメネイを含む数人の候補者が有力視されている。しかしトランプはモジタバ・ハメネイを「軽量級」で「私には受け入れられない」と主張し、イランには「調和と平和をもたらす指導者」を望むと述べた。
その他の後継候補としては、専門家会議と護憲評議会のメンバーであるアリレザ・アラフィ、専門家会議の保守派メンバーであるモハンマド・メフディ・ミルバゲリ、イラン初代最高指導者ルーホッラー・ホメイニの孫であるハッサン・ホメイニが挙げられている。
今週初め、トランプは自身が念頭に置いていたイランの候補者のほとんどが死亡したと明かした。記者からイランでの体制転換を求めているかと問われると、トランプは「それが起こりうる最善のことのようだ」と答えた。ハメネイ暗殺後、イランはマスード・ペゼシュキアン大統領、ゴラームホセイン・モフセニ・エジェイ司法長官、アラフィの3人による評議会が統治している。また、88人の上級聖職者で構成される専門家会議が次期最高指導者を選出する予定だ。
なお、トランプは2025年6月、イスラエルがイランの核兵器能力を理由に攻撃を開始した後、今回と同じように「無条件降伏」を要求していた。
米国とイスラエルは先週末にイランを攻撃し、ハメネイおよび他のイラン当局者を殺害した。人道支援組織であるイラン赤新月社によれば、これまでに1000人以上が死亡している。イランの反撃により米兵6人も死亡した。
今週に入ってもイラン攻撃が続く中、イランは中東における米国の同盟国や大使館を含む地域への攻撃を開始した。イスラエルはその後、テヘランに対する新たな攻撃の波を開始し、武装組織ヒズボラを標的にしているとしてベイルートも攻撃した。この中東情勢の悪化により原油価格が急騰し、紛争の長期化によるインフレが懸念されている。


