マーケティング

2026.03.09 09:15

高校生が感動した漫画ランキング発表 ONE PIECEと鬼滅の刃が2強

プレスリリースより

プレスリリースより

漫画は日本を代表する文化のひとつであり、いまや世界中で読まれるエンターテインメントとなっている。YOUTH TIME JAPAN projectは、全国の高校生を対象に「これまでで最も感動した漫画」についてアンケート調査を実施した。その結果、いずれも広く知られた作品が上位に並んだ。一方で、単なる人気作品の並び以上に、高校生世代がどのような物語に心を動かされているのか、その特徴も見えてくる。

advertisement

■調査概要
調査方法:
Googleフォームにて入力
調査期間:2026年1月13日(火)~2026年1月27日(火)
対象者: YTJP参加校の高校生
回答者男女内訳:男子983名、女子1,088名 計2,071名

男女ともに支持された人気作品

調査の結果、男子の1位は『ONE PIECE』となった。2022年には全世界累計発行部数が5億部を突破し、ギネス世界記録にも認定されている人気作品で、現在も連載が続いている。

女子の1位は『鬼滅の刃』だった。テレビアニメ化をきっかけに爆発的な人気を集め、2020年に公開された映画は日本国内の歴代興行収入1位を記録するなど社会現象となった作品だ。男子でも2位に入り、男女共通で高い支持を集めている。

advertisement

男女共通の3位には『進撃の巨人』がランクインした。男女共通の4位には、昨年12月にテレビアニメが最終話を迎え話題となった『僕のヒーローアカデミア』が入った。男子では同率4位に『ドラゴンボール』もランクインしている。

ちなみに、今回上位に入った作品のうち『ONE PIECE』『鬼滅の刃』『僕のヒーローアカデミア』『ドラゴンボール』は、いずれも「週刊少年ジャンプ」で連載された作品。また、今回ランキングに入った作品はすべてアニメ化もされており、漫画だけでなく映像作品としても世代問わず広く親しまれている点も共通している。

男子は「冒険」、女子は「感情」

ランキングを見ると、男女で支持される作品の傾向にはやや違いも見られる。男子の1位『ONE PIECE』は、仲間とともに冒険を続ける長編作品だ。一方、女子の1位『鬼滅の刃』は、家族の絆や喪失を描いた物語だ。もっとも、男女で完全に好みが分かれているわけではない。『鬼滅の刃』が男子でも2位に入るなど、多くの作品が男女双方から支持されている。こうしたランキングを俯瞰すると、高校生が「感動した」と感じる漫画には、仲間や家族、社会との関係の中で成長する主人公が描かれている作品が多いことも見えてくる。

漫画は文化から「地域資源」へ

漫画の影響は読者の感動だけにとどまらない。作品や作者ゆかりの土地が観光資源となり、地域に人を呼び込むケースもある。たとえば『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎氏の出身地である熊本県では「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」として県内各地にキャラクターの銅像が設置されている。これらの像は国内外のファンが訪れる観光スポットとなり、いわゆる“聖地巡礼”として地域の観光にも影響を与えている。

同様に、漫画をきっかけに観光客が集まる例は他にもある。たとえば今回のランキングにはないが『SLAM DUNK』の舞台として知られる鎌倉の踏み切りは、作品の象徴的なシーンの場所として国内外のファンが訪れる人気スポットとなった。漫画は単なる娯楽作品にとどまらず、地域文化や観光と結びつくコンテンツとして広がりを見せている。

これらの作品に心を動かされた高校生たちが、やがて大人になったとき、作品の舞台や作者ゆかりの土地を訪れることもあるかもしれない。漫画が生む感動は、今後も日本経済にまで影響を及ぼしながらさらに広がっていくのだろう。

プレスリリース

文=福島はるみ

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事