しかし、他の人々が破滅を見出すところに、ネイマーはAIの中にチャンスを見ている。
「一部の人々にとっては、より多くの仕事を生み出すでしょう」と彼は筆者に語った。「単調な仕事はなくなります。何日も何日も座ってリサーチするのは好きではありません。30秒で終わるなら、なぜそうしないのですか」。
ネイマーが描くのは、AIと人間の創造性を組み合わせることで、文化、関心、言語、テーマごとの小さな層に向けたエンターテインメントが、収益性を保ちながら次々と生まれる世界である。これはバーティカルドラマ(スマートフォン向け縦型短編ドラマ)——中国では何年も前から人気のジャンル——の話でもあるが、それだけにとどまらず、形式や配信方法そのものの柔軟性の話でもある。
「縦型で撮影している人たちは、横型の市場を取り込めないから損だと嘆いています」とネイマーは言う。「ですが、おそらく1年以内に、AIプログラムでフレームの端を分析し、『中央がこうなら、端はどう見えるべきか』を推定する方法を誰かが見つけるでしょう。縦型を横型に変換できるようになる。こうした変化はすべて目前に迫っていますし、そのスピードは速いのです」。
一方で、彼が乗り気でないのは、AIによって完全にゼロから作られ、動かされる架空のキャラクターである。本物の人間の俳優には、本物の人間としての奥行きがあると彼は感じている。
「私にとって、結局のところ、こうしたAIツイン(AIが生成した人間の分身)はサイコパスのようなものです」とネイマーは言う。「感情も共感も、反応するための感覚も持たずに生まれてきた存在です」。
ネイマーはそう語りつつも、すぐに「どんどん良くなっています」「AIが進歩し続けることに疑いの余地はありません」と続けた。
つまり、おそらくいずれは完全にAI製の架空キャラクターが映画スターになる日が来るということだ。すでにデジタル・パフォーマー(デジタル技術で再現された出演者)は存在しており、『スター・ウォーズ』シリーズではキャリー・フィッシャーやピーター・カッシングがAIで再現されている。また、インスタグラムにはリル・ミケーラ(Lil Miquela)のようなバーチャル・インフルエンサー(AI生成の架空のネット有名人)がおり、230万人のフォロワーを持ち、プラダやカルバン・クラインとブランド契約を結んでいる。大物の人間インフルエンサーが持つ5000万人超のフォロワーに比べればごく少ない数だが、その始まりではある。
ネイマーは、AIは最終的に創造性の増幅器になると確信しているが、それと同じくらい、人間のビジネス感覚と独創性が不可欠だとも確信している。
「これには創造性、発明力、そして起業家精神が求められます」と彼はエンターテインメントの新しい形態について語る。「金を投じて問題が解決するのを祈るという旧来のハリウッドのやり方は、もう通用しないのです」。


