イラン情勢の激化が市場を揺さぶり続ける中、世界の原油価格は上昇を続け、米国の株価指数先物は大幅に下落した。イランは米国の中東同盟国を標的とした報復攻撃を拡大し、同地域の製油所も攻撃対象に含めたほか、戦略的に重要なホルムズ海峡を通過するすべての船舶を攻撃する可能性を示唆した。
ダウ工業株30種平均は1211ポイント(2.4%)下落し、S&P500種株価指数は2.4%下落、ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.6%下落した。これは各指数にとって、2025年4月以来で最大の1日あたりの下落率となる見通しだ。
幅広い銘柄が下落し、インテル(7.2%安)、キャタピラー(5.8%安)、ボーイング(3.5%安)、AMD(5%安)、テスラ(4%安)、クアルコム(3.3%安)、アルファベット(2.8%安)、ブロードコム(2.8%安)、アマゾン(2.5%安)、エヌビディア(安2.4%)が目立った。
AP通信によると、イラク石油省は米国時間3月3日、国内最大級の油田の1つで生産を停止すると発表した。これにより日量約300万バレルの産出が途絶える可能性があると報じられている。
国際的な原油指標である北海ブレント先物は8.2%超上昇し、1バレルあたり84ドル近くまで急騰(一時85.10ドルまで上昇)した。米原油指標のWTI先物も8.8%高の1バレルあたり77ドルをつけ、いずれも2024年以来の高値を記録した。
欧州市場は大きな打撃を受け、ユーロ・ストックス50指数は3.9%安、ロンドン証券取引所の主要指数であるFTSE100種総合株価指数は3.2%安となった。
アジアでは、日経平均株価が3日の取引を3.06%安で終え、韓国総合株価指数(KOSPI)は7.24%安と急落した。



