2000年以上前にさかのぼる生産プロセスに一部着想を得たインドのスタートアップが、現代の製造業を変えることはできるのか。ニューデリーに拠点を置くWootzworkは本日、660万ドル規模のシリーズAラウンドを発表した。同社は、国際的な製造業者が材料と生産能力を確保する方法を変えるビジネスモデルで、まさにその変革を実現しようとしている。
2022年に設立されたWootzworkは、複雑な製品や部品の調達を必要とするOEM(相手先ブランド製造)企業などに向けて、ワンストップサービスを提供している。通常、これらのOEMは複雑な調達業務とサプライチェーンを管理し、複数のメーカーと協力してさまざまな部品を確保し、異なるプロセスを管理しなければならない。
「複雑な製品に対して、完全に効率的な工場は世界のどこにもない」とWootzworkの共同創業者兼CEOのカラン・アナンドは説明する。「現代のOEMプログラムには、多品種の部品、専門的なプロセス、工程順序の組み合わせが含まれるが、これらが1つの屋根の下にそろうことはまれであり、経済的な理由からそうすべきでないことも多い」
そこでWootzworkは、OEMに代わってこの調達プロセスを管理し、発注された完成品を納品するサービスを提供している。同社によれば、OEMが自社で調達するよりも迅速かつ低価格で注文に対応できることが多く、品質も妥協しないという。この約束を果たすため、同社はインドと東南アジア全域に、それぞれ異なる専門性を持つ300社超のサプライヤーネットワークを構築し、彼らが同社に代わって製造を行う体制を整えた。また、追加の専門知識を提供する社内エンジニアチームも構築し、最終顧客への注文全体を管理できるようにしている。
「出発点は、大手グローバルOEMにとって製造とエンジニアリングがそこまで複雑である必要はない、ということだった」と、現COOのヒマンシュ・ウニヤルとともに同社を共同創業したアナンドは付け加える。「調達プロセスを再構築すれば、彼らがあれほどの苦労を味わわずに済むと考えた」
Wootzworkは、ネットワーク内で増え続けるメーカーの仕事を可視化することにも誇りを持つ。これらの生産者の多くは小規模で専門性が高く、単独では国際的な顧客を引きつけにくい。しかし集合体としては、高品質な製品と優れたサービスを提供できるとアナンドは言う。「目標は、インドと東南アジアを統合された製造システムとして世界に示すことだ」
同社の着想源は、地域への誇りを反映している。社名は「ウーツ鋼」に由来する。考古学者によれば、この鋼は紀元前100年頃に南インドとスリランカで初めて生産されたとされる。中東やヨーロッパに輸出され、耐久性と柔軟性で名高い高品質な武器であるダマスカス剣の製造に使用されることが多かった。元の鉱山が枯渇して久しいため、この鋼はもはや大量生産されていないが、現代の鍛冶職人たちは当時の生産プロセスを再現することに成功している。
「私たちはその遺産から着想を得ている」とアナンドは説明する。「インドのコストと品質の曲線は再び収れんしつつあると考えている。Wootzworkは、その能力を新世代のエンジニアリング製品やシステムに注ぎ込み、再びグローバル製造業を形づくるために存在している」
丁寧に練られたこの売り文句は、ヨーロッパ、北米、アジア太平洋地域の顧客に響いているようだ。これまでにWootzworkは、これらの市場に拠点を置く20社超のグローバル企業と契約を締結している。
顧客の一部は、大幅な効率化を指摘する。「Wootzworkは、要求の厳しい最終顧客に関連するプログラムを含む幅広い業務で、非常に迅速にサポートしてくれた」と、ドイツのプレス加工・鍛造企業Saxonia-Frankeのマネージングディレクターであるフェリックス・フランケは語る。「品質を維持しながら迅速に立ち上げる能力が、早い段階で信頼につながった」。米国の産業向けディストリビューターAFC Industriesでは、営業ディレクターのカーティス・ビショップが「彼らは私たちのニーズに非常に柔軟に対応し続けてくれている」と付け加える。
こうした評価が、投資家にとってのWootzworkの魅力を高めている。本日発表された660万ドルのラウンドはZ47が主導し、既存投資家のNexus Venture PartnersとAdvantEdge Foundersも参加した。Stride Venturesも同社の株主に加わっている。
「Wootzworkは、インド発で支援したい先進製造領域における、創業者主導のグローバルな野心の典型例だ」とZ47のパートナーであるスディプト・サンニグラヒは説明する。同氏は、同社が実行およびエンジニアリングプロセスで人工知能の活用を拡大している点を指摘する。「カランとヒマンシュは、信頼が年単位で積み上がる領域で、深い実行力を築き上げた」
創業者らは追加資本を、ヨーロッパと北米における現地サポートチームの拡充に充てる意向だ。OEMは、重要な安心感を提供するための現地窓口を求めていると彼らは考えている。また同社は、エンジニアリングの専門知識とテクノロジーシステムへの投資も継続している。
シリーズAラウンドにより、Wootzworkの資金調達総額は1000万ドルを超えた。アナンドは、同社が国際市場で加速するのに適した位置にあると確信している。「このモデルは本質的にスケーラブルだ」と彼は主張する。



