宇宙

2026.03.01 16:00

トランプの「UFO情報公開」で期待できるかもしれないこと

未確認飛行物体(UFO)と電波望遠鏡を描いた想像図(Getty Images)

未確認飛行物体(UFO)と電波望遠鏡を描いた想像図(Getty Images)

地球外生命に関心のある人にとって、この約2週間は衝撃的だった。まず、バラク・オバマ元米大統領が、2月14日のポッドキャスト番組で「エイリアン(地球外生命体)は実在する」と発言した。オバマはその翌日、これはUFOで飛行するエイリアン(宇宙人)のことではないと説明。地球以外の場所で生命が発生している可能性について述べたものだとした。言うまでもなく、この説明があってもインターネット上の騒ぎは収まらなかった。

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ドナルド・トランプ米大統領はその後、前任者に負けじとばかりに「宇宙人や地球外生命、未確認空中現象(UAP)や未確認飛行物体(UFO)に関連する政府記録文書を特定して公開するプロセスを開始」するよう政府に指示する意向を表明した。当然のごとく、インターネット上は再び大騒ぎになった。

この記事では、トランプの政府「情報公開」に期待できるかもしれないことについて、宇宙生物学者の観点から簡単にまとめてみたいと思う。地球を訪れている地球外生命体に関する真実の、科学的に妥当な情報を得るにはどうすればよいだろうか。

UFO、エイリアンと情報公開に関する2つの極めて重要な考え方

この問いに答えるには、2つの考え方を同時に持つ必要がある。第一に、オープンな心を持って臨むこと。科学における目標は、宇宙に関するそれぞれの主張に対して偏見を持たずにアプローチし、データが何よりの証拠となるようにすることだ。どんなに並外れた主張であろうと、証拠がその方向を示しているならば、どこに通じようともその証拠をたどらなければならない。

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またその際には、米天文学者カール・セーガンがかつて指摘したように、脳が飛び出すほど広く心を開きすぎないようにすることだ。第二に、厳しく懐疑的な態度で臨むこと。誰も騙されたくはないものだ。さらに、セーガンが指摘した通り、並外れた主張には並外れた証拠が必要になる。

この指摘を踏まえて、 UAPやUFOに関して政府の情報公開から提供されるものとして何が必要かを問うてみよう。

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翻訳=河原稔

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