リーガルAIには資金が流入し続け、かつてははるかに規模の大きいソフトウェア企業にのみ許されていた水準へと評価額が押し上げられている。
最新の例がLegoraだ。事情に詳しい関係者によれば、同社は評価額50億ドル超で4億ドルを調達する協議を進めており、このラウンドにはベンチャーキャピタルのAccelが参加しているという。取引は最終決定しておらず、条件は変更される可能性がある。
Legoraはコメントを控えた。Accelはコメント要請に応じなかった。
実現すれば、今回の資金調達はLegoraにとって約6カ月で3回目となり、この期間の調達総額は6億ドルに達する。Legoraは10月、評価額18億ドルで1億5000万ドルを調達し、9月には評価額6億7500万ドルで8000万ドルを調達している。いずれのラウンドも最初に報じたのはForbesだった。
この急伸は、競合のHarveyにおける直近の資金調達の動きとも呼応する。Forbesは先週、同社が評価額110億ドルで2億ドルを調達する協議を進めていると報じた。同社は、評価額80億ドルとなったラウンドのわずか2カ月後にこうした協議に入っているという。
こうした非公開市場の熱狂は、公開市場とは対照的だ。リーガルソフトの既存大手であるLexisNexisとWestlawの親会社は、今年に入って株価が約30%下落している。企業向けソフトウェア全体の売りは2月に強まり、AIモデル開発企業Anthropicが、オフィス業務の数十のタスクを自動化できるとする製品を発表したことが引き金となった。AIが従来型ソフトウェアへの需要を侵食しうるとの懸念が高まったためだ。
2023年に設立されたLegoraは、文書レビューや契約書作成といった反復作業で弁護士の時間を節約することを目的としたAIソフトウェアを開発している。Microsoft Wordのようなツールに統合され、大量の文書の分析、データベース横断の詳細な調査、契約書の下書き・編集を可能にする。
共同創業者で26歳のスウェーデン人起業家マックス・ユネストランド氏は、2026年版「Forbes 30 Under 30」のAI部門に選出された。同スタートアップは、Cleary GottliebやGoodwinなどを含む約500の法律事務所にサービスを提供している。
PitchBookによれば、2025年にはリーガルAIスタートアップに50億ドル超が流入した。一方、ゴールドマン・サックスは、法務業務の44%が自動化され得ると推計している。ベンチャーキャピタルは、その前提を数十億ドル規模の評価額で引き受けている。



