2月22日は「マルガリータの日」。マルガリータは米国で最も注文されているカクテルでもあり、祝うのはたやすい。テキーラ、柑橘、オレンジリキュールという一見シンプルな組み合わせは、バーでも、裏庭での集まりやディナーパーティでも同じように映える。
とはいえ、材料が少ない飲み物ほど、意外なほど複雑にしがちだ。マルガリータに必要な基本材料は3つだけ。テキーラ、搾りたてのライムジュース、オレンジリキュールである。これらが適切なバランスであれば、手抜きは不要だ。
ここでは、自宅で最高のマルガリータをつくるためのヒントとコツを紹介する。
意図を持って始める
「自宅でおいしいマルガリータのつくり方を聞かれたら、『完璧』を気にするのをやめようと伝えています。いくつかのポイントに集中すればいい」と語るのは、テレマナ・テキーラのグローバル・ブランド・アンバサダー、アラン・ルエスガ=ペラヨだ。
「意図を持って始めることです。マルガリータはフレッシュで心地よい味わいであるべきで、重たかったり甘すぎたりしてはならない。大事なのは計量よりバランス。正確である必要はありません。何かが突出せず、すっと飲める状態を目指せばいいのです」
言い換えれば、無理をしている味がするなら、おそらく無理をしているのだ。
「最高のマルガリータとは? それは、人が体を預けて微笑み、何も考えずにもう一口に手が伸びる一杯です」とルエスガ=ペラヨは言う。力みのない「2口目」こそが基準である。
市販のミックスは避ける
プロたちが口を揃えて言うアドバイスが1つあるとすれば、ボトル入りのマルガリータミックスは使わないことだ。既製のサワーミックスや、ネオングリーンの「マルガリータ」ブレンドには、砂糖、人工的な柑橘フレーバー、安定剤が大量に含まれていることが多く、シェイクする前からドリンクを台無しにしてしまう。結果は重たく、甘すぎて、単調だ。
「テキーラの味がする」テキーラを使う
値札や装飾的なボトルについて講釈を垂れる必要はない。重要なのは、誠実さだ。
「テキーラについて長々と書き立てるつもりはありません」と語るのは、フロリダ州マイアミのViceVersaでオペレーション・パートナーを務めるライアン・ウェインライトだ。「私にとってこれは当たり前の話です。良いテキーラを使えと言っても、高価とか、凝ったボトルという意味ではない。テキーラはテキーラであるべきだ」
ブランコは明るく、柑橘を前に押し出す。レポサドは、角を少し丸くしたいときに温かみと控えめな奥行きを加える。どちらでもよいが、アガベの個性がはっきりしていることが条件だ。
オレンジリキュールはマルガリータのDNAの一部である
マルガリータは、クラシックな「デイジー」カクテルの構造に従う。スピリッツ、サワー、甘味(伝統的にはリキュール)で構成される。シンプルシロップを求めるレシピも多いが、コアントローなどのオレンジリキュールが本道である。
ブランド論争が完全に決着することはないだろうが、ルールはシンプルだ。オレンジの要素は、柑橘とテキーラを持ち上げるものであって、圧倒してはならない。
「これはデイジーです」とウェインライトは言う。「オレンジリキュールはこのドリンクのDNAの一部なのです」



