ビットコイン価格は、2025年10月以降の急落で時価総額が約2兆ドル消失した後、安定を取り戻し、現在は6万5000ドル強の水準で下げ止まっている。
ゴールドマン・サックスのソロモンCEO、ビットコインの少額保有を明かす
そんな中、ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOがビットコインを少額保有していることを明らかにした。2024年に彼が「現実的なユースケースは見当たらない」と話していたことを踏まえれば、意外な転換である。
暗号資産投資家のグラント・カルドンがXに投稿したところによると、ソロモンはフロリダ州にあるドナルド・トランプ大統領の別荘、マール・ア・ラーゴで開催されたワールド・リバティ・フォーラムで、「私は今もビットコインがどのように振る舞うのかを見極めようとしているところだ。ごくわずかだがビットコインを保有している」と述べた。
ブルームバーグによれば、ソロモンはみずからを「優れたビットコイン予測者ではない」とし、この資産の単なる観察者にすぎないとも付け加えた。
ソロモンは2024年のCNBCによるインタビューの中で、「私はいつも、(ビットコインは)投機的な投資だと考えていると言ってきた」と述べ、「現実的なユースケースは見当たらない」と付け加えた。
トランプ政権が進める、暗号資産市場の構造関する法案
今回のソロモンの方針転換は、トランプ政権が暗号資産市場の構造に関する法案を議会で成立させようとする中で明らかになった。この法整備が実現すれば、ゴールドマン・サックスのようなウォール街の大手金融機関に暗号資産市場への道が開かれる可能性がある。
2025年1月、ソロモンは、ゴールドマン・サックスはビットコインや暗号資産を自己勘定で保有したり、関与したりすることはできないと述べていたが、「ごく最近」になって状況が変わった可能性を示唆していた。
Xで共有された動画の中でソロモンは「10分前まで、規制の枠組みは極めて制限的だった。その規制構造は変化しつつある」と語った。
さらにソロモンは、上院の暗号資産法案に関してはスコット・ベッセント財務長官と「同じ立場」にあるとも述べた。
彼は「ルールに基づく制度を明文化することが極めて重要である。それが完璧になることはないだろう」と述べ、ベッセントと同様に、ルールなしで事業を行いたい企業に対しては「エルサルバドルへ移るべきだ」と助言した。



