北米

2026.02.16 11:00

「ウォーシュ新議長」誕生でFRBはどう変わる? フォワードガイダンス縮小の可能性も

Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images

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債券市場は、ドナルド・トランプ大統領から指名を受けたケビン・ウォーシュが次期FRB(連邦準備制度理事会)議長として承認されたとしても、金利に大きな変化はないと見ている。もっとも、ジェローム・パウエル現FRB議長は、米国時間3月18日と4月29日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)で引き続き議長職を務める見通しである。

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ウォーシュの指名前、債券市場は2026年に2回の利下げが実施されると見込んでいたが、現在もその見方は変わっていない。この予測は、ウォーシュが議長を務めるであろう、6月から12月までに開催される5回の会合も踏まえたものだ。ただし、ウォーシュは金利の方向性以外の面でFRBに変化をもたらす可能性がある。

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現在の金利見通し

現在のところ、2026年に小規模な利下げが実施されると予想する声が多い。インフレ率がFOMCが目標とする年率2%の水準に近づき、雇用の伸びがやや鈍化する可能性があるためだ。これらが想定通りに進めば、金利はやや低下する可能性がある。もっともこれは、政策当局者が中立金利をどの水準だと考えているかにも大きく左右される。

より限定されたFRBの役割

2025年4月、ウォーシュは国際通貨基金(IMF)で開かれた講演の中でFRBの役割について語った。その場で彼は、よりシンプルで、インフレの管理に焦点を絞ったFRBのあり方を訴えた。

例えば、ウォーシュは「FRBは狭義の中央銀行というより、政府の汎用機関のように行動してきた」と述べている。また、気候変動、多様性、不平等に関連するFRBの行動にも批判的だ。ここで示唆されるのは、FRBはインフレ抑制に専念し、それ以外にはあまり踏み込むべきではないという彼の考えである。

さらにウォーシュは、インフレと雇用の両方に関する目標について、より明確な説明を行い、FRBの権限範囲に曖昧さが生じることを避けるべきだと考えている。

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翻訳=江津拓哉

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