出席者からの質問
川部:(手を挙げて)株価がディスカウントされている要因として、少子化による国内客の減少を挙げられましたが、少子化自体はずっと言われていることで、この会社の本質的なディスカウント要因ではない気がするんですが、いかがでしょうか。
紙崎:その可能性はあります。基本的に新規アトラクションで集客が伸びる傾向があって、2023年は新規アトラクションがあったんですが、2025年はその反動でちょっと落ちこんだけど、また新規アトラクションの導入で伸びていくものと思っています。
川部:ということは、ディスカウント要因は国内の少子化ではなく、純粋に客数が伸びなかったことだ、と。
紙崎:そうですね。客数を不安視されてしまったんじゃないかと考えます。
川部:ありがとうございました。
澁澤:私もよろしいですか? 資料を見ると、過去(グループ施設全体の)インバウンド比率が10%以下で推移してきた中で、紙崎さんは、今後、これが20%まで上がってくると予想されています。そう予想される背景をもう少し詳しく教えてください。
紙崎:まず今後、インバウンドは右肩上がりに増えることが見込まれており、その分、市場も大きくなるものと考えます。会社としての自助努力の部分でいうと、アプリでの事前予約サービスやキャッシュレス決済の導入、さらに中国系のインバウンド客が好むIP(キャラクターや世界観など、集客力を持つ知的財産)関連の施設を作ったりだとか、そういう様々な施策でインバウンドを惹きつけることができると思います。
澁澤:他のテーマパークと比べた場合、富士急ハイランドは、絶叫マシンのような本格的なライドアクションによる差別化戦略でお客さんを取り込んできたと思うんです。一方で今、テーマパークで盛り上がっているTDLやUSJは没入型のキャラクタービジネスに傾倒したアトラクションが中心ですよね。富士急ハイランドもライドアクション以外のパイをとりにいく戦略もありうると思いますが、どうお考えですか。
紙崎:そこは差別化が大事だと思います。やはり富士急ハイランドの一番の魅力は絶叫系のアトラクションで、そこに魅力を感じて訪れる人が多いので。絶叫系を中心にしつつも、プラスアルファでIPの要素を強化して、両方とりにいくということだと思います。


