スポーツ

2026.02.08 11:00

ミラノ・コルティナ冬季五輪、「最も稼いでいるアスリート」は誰?

ミラノ・アイススケートアリーナのリンク上にあしらわれたミラノ・コルティナ冬季五輪のエンブレムと五輪マーク。2026年2月2日撮影(Tang Xinyu/VCG via Getty Images)

クロエ・キム/スノーボード

400万ドル(約6億2800万円)

クロエ・キム。2025年3月29日、スイス・サンモリッツで開催されたFISスノーボード・フリースタイル・フリースキー世界選手権のハーフパイプ決勝にて(David Ramos/Getty Images)
クロエ・キム。2025年3月29日、スイス・サンモリッツで開催されたFISスノーボード・フリースタイル・フリースキー世界選手権のハーフパイプ決勝にて(David Ramos/Getty Images)

1月の練習中に肩を負傷したキムは、今大会出場が危ぶまれた。しかし、インスタグラムの動画で「もっとひどい状態もありえた」「理想的な練習量は全くこなせていないが、問題ない」と語る。前回北京と前々回平昌の両大会でハーフパイプの金メダルを獲得したのち、スノーボードへの情熱を再発見したと話している。ブライトリング(時計)、モンスターエナジー、ナイキなどと契約している25歳の米国人は、11日のハーフパイプ予選で日本の冨田せな、韓国のチェ・ガオンらライバルたちと闘う。

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だが、スノーボード界の収入ランキングで最大の脅威となるのは推定300万ドル(約4億7100万円)を稼ぐ31歳のオーストラリア人、スコッティ・ジェームズだ。2度の五輪メダリストであるジェームズとキム、そしてアイリーン・グーはまもなく始動するチーム制の「Xゲームズリーグ(XGL)」で“創設アスリート”として協働する。

イリア・マリニン/フィギュアスケート

70万ドル(約1億1000万円)

イリア・マリニン。2026年1月8日、2026年全米フィギュアスケート選手権男子ショートプログラムの演技(Matthew Stockman/Getty Images)
イリア・マリニン。2026年1月8日、2026年全米フィギュアスケート選手権男子ショートプログラムの演技(Matthew Stockman/Getty Images)

4年前、前回五輪(北京大会)の男子フィギュアスケートは「4回転の王」ネイサン・チェンが氷上を支配していた。チェンは1つのプログラムで6つの4回転ジャンプを決めた初のスケーターだが、今やこの競技には「神」が降臨している。

「4回転の神」マリニンは、1つのプログラムで7つの4回転ジャンプを成功させた初の選手であり、公式大会で大技4回転アクセルを着氷した唯一の選手だ。21歳の米国人で、1998年と2002年の冬季五輪にウズベキスタン代表として出場した両親を持つ。収入面ではまだチェンが全盛期に稼いだ100万ドルに届かず、韓国代表として2度の五輪メダリストに輝いたキム・ヨナが2014年に推定1630万ドルで女性アスリートの年収ランキング世界4位となった水準には遠く及ばない。しかし2024年世界選手権で金メダルを獲得して以来、コカ・コーラ、サムスン、ホンダなど次々とスポンサー契約を獲得している。ミラノで活躍すればマーケティングの新領域へと躍進する可能性を秘めている。

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調査方法

フォーブスの五輪選手の年収額には、給与・ボーナス・賞金などの競技収入と、スポンサー契約・ライセンス料・出演料・記念品販売などの競技外収入、そして選手が主要な利害関係を持つ事業からの収入が含まれる。フリースタイルスキー、アルペンスキー、スノーボード、フィギュアスケートの推定年収は直近12カ月分、アイスホッケーの推定年収はNHL2025-26年シーズンを反映している。利息や配当などの投資収益は含まないが、アスリートが売却した持ち株の取得価額は計上している。金額はすべて米ドル建てで、100万ドル・10万ドル単位で四捨五入し、必要に応じて現在の為替レートで換算してある。税金やエージェント手数料は控除していない。

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ミラノ・コルティナ2026冬季五輪にまつわる「16の数字」

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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