テクノロジー

2026.02.06 15:00

AndroidのOSバージョンごとのシェアが判明――Android 12以前はセキュリティ上危険に

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グーグルの開発ツールAndroid Studioのデータをもとに、9to5GoogleがAdnroid OSのバージョン分布を明らかにした。このデータを見たところ、筆者は、Android端末全体の40%以上が今危険にさらされていると考えている。この事態を非常に深刻に受け止めるべきだ。新たなマルウェアとスパイウェアの攻撃により、対象に含まれるなら、今すぐ行動しなければならない。

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最新OS「Android 16」のシェアは7.5%、Android 15は19.3%

9to5Googleが、Android Studioの情報をもとに配布状況チャート(バージョン別シェア)を作成して公開したのだが、その内容は警戒すべきものだ。最新OSのAndroid 16は、データが12月に取得された時点で端末の7.5%にしか入っていない(編注:Android StudioのOSに関するデータは、2025年12月1日現在のもの。約8カ月ぶりに更新された)。一方、Android 15は19.3%、Android 14は17.9%、Android 13は13.9%である。

サポート対象のOSバージョンとシェア(計58.6%)

・Android 16:7.5%

・Android 15:19.3%

・Android 14:17.9%

・Android 13:13.9%

Android 12以前はサポート外、重大なセキュリティ修正も提供されない

この4つのAndroid OSのバージョンが重要なのは、グーグルがAndroid 12およびそれ以前について、重大なセキュリティ修正の提供をもはや行っていないためだ。つまり、サポート対象の端末が全体の約58%にとどまる一方で、40%以上はサポート外である。10億人を超えるユーザーが、新たな攻撃にさらされているにもかかわらず、修正を適用する更新手段がないことになる(編注:グーグルはアクティブな端末数を190か国以上30億台以上としており、その40%と計算している)。

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ここ数週間、アップルがiPhoneユーザーにiOS 26へのアップグレードを促すのに苦戦していると報じられたことを考えると、これはタイムリーな話題だ。アップグレードするまでの間、彼らも新たな攻撃にさらされる。ただし、こちらは一時的である。これらのiPhoneは今後数カ月でアップグレードされる。アップルは、完全にサポート外となっているiPhoneの台数がはるかに少ない。

Android 13以降に更新できないなら、新しい端末を買うことを検討する必要がある

自分のAndroid端末のOSバージョンをAndroid 13以降に更新できないなら、ハードウェアの方の更新を真剣に検討する必要がある。つまり、新しい端末を買うということだ。アップデートできない古いフラッグシップ機より、サポート対象のミドルレンジ機の方がセキュリティ上安全だ。

今回のAndroid Studioのデータは12月に集計されたにもかかわらず、今公開された。グーグルは12月にも、Androidが新たなスパイウェア攻撃で再び攻撃対象になっていると警告していた。こうした古い端末はいずれも、それらの攻撃から――今なお――守られていない。10億人超のユーザーに対し、これを深刻に受け止めるよう促している。

一方、古い端末の利用者に対するグーグルの助言はこうだ。同社の広報担当者は筆者にこう述べた。「Google Play Protect(グーグル・プレイ・プロテクト)は、Androidに組み込まれたマルウェアおよび望ましくないソフトウェアの保護機能で、ユーザーの安全を保つためにAndroid 7まで遡る端末を引き続きサポートしています。これらの端末も、最新のPlay Protectのセキュリティシグネチャとリアルタイムのマルウェアスキャンの恩恵を受け続けます」。

そしてセキュリティ修正については、こう述べている。「Androidアプリのセキュリティ更新は個々の開発者が管理しており、アプリがグーグルの現行のTarget API要件を満たすバージョンを維持している限り、古いハードウェアのサポートを継続できます」。

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翻訳=酒匂寛

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