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2026.02.06 08:00

銀が「11%超急落」、貴金属市場は高いボラティリティが続く

Sven Hoppe/picture alliance via Getty Images

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米国時間2月5日に金と銀はいずれも下落し、特に銀は、中国市場での大規模な売りを受けて11%超の急落となった。貴金属価格は今週、極めてボラティリティの高い展開が続いており、アナリストは短期的にはこうした状況が続くとみている。

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米東部時間9時10分時点での銀価格は74.84ドルで、11%超の下落となった。これは大幅な下げではあるものの、同日早朝に付けた安値73.42ドルからはやや持ち直している。

金も5日朝に2.2%下落し、同9時10分時点の価格は4841.30ドルを付けた。

先週、金と銀の価格は記録的な下落に見舞われた後、3日には多少の反発を見せた。今回の下落は、その動きを反転させるものだ。3日には、金が過去20年において最大の日中上昇率を記録し、4900ドルをわずかに上回る水準に達していた。また、銀は一時15%高と急騰し、日中高値の90ドルに迫っていた。

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サクソ・バンクのアナリストは5日朝、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、今回の銀価格の急落は中国市場での「大規模な売り」に続くものだと述べ、「価格が不安定な状況が続く中で、銀は上下両方向に激しい値動きを続ける可能性が高い」と指摘した。

メタルズ・デイリーのロス・ノーマンCEOも、5日付けのメモの中で、貴金属価格の激しい変動は「過剰で熱狂的な中国の投機」によるものだとし、「市場というよりカジノのように感じられる」市場環境から投資家が距離を置き始めていると述べた。

世界最大級のジュエリーブランド「パンドラ」、プラチナ製品に軸足を移す方針

世界最大級のジュエリーブランドであるパンドラは4日、銀価格の上昇を受け、プラチナ製ジュエリーの生産へと軸足を移す方針を明らかにした。同社は「世界の商品市場におけるボラティリティ」を理由に挙げ、「スターリングシルバーへの依存を減らす」計画だと説明した。

パンドラは、変色せず、耐水性にも優れたプラチナ製ジュエリーを銀の代替として強調している。ベルタ・デ・パブロス・バルビエCEOは、プラチナ製品ラインによって「原材料コストをめぐる新たな現実に対応しつつ、日常使いに非常に適した貴金属ジュエリーを消費者に提供できる」と述べた。

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翻訳=江津拓哉

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