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2026.02.07 09:15

ストレス解消のスイーツは男性に逆効果、うつ病を招く恐れがあるという警告

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ストレスを感じると甘い物が食べたくなる。幸せホルモンのセロトニンを出させるエネルギーを欲するためだと言われている。ところが、とくに男性は注意が必要だ。女性はスイーツでストレス解消ができるが、どうも男性は逆効果になるようなのだ。

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藤田医科大学が、岐阜県の松波総合病院の研究施設「まつなみリサーチパーク」が所有する健康診断受診者2840人分の食事調査データを解析したところ、抑うつ症状が強い人たちは、そうでない人たちにくらべて砂糖の摂取量が多いことがわかった。

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それが脳にどう影響するかを探るため、同学はマウスを使って実験を行った。オスとメスのマウスに4週間にわたり軽いストレスを与えて「うつ」の状態を引き起こさせた。そこで飲み水には砂糖水を与え、活動量、社会性行動、絶望様行動(無気力な状態)、記憶の試験を行い「うつ様行動」の評価を行った。

すると、メスは社会性の低下などのうつ状態が軽減されたのに対して、オスは過行動や攻撃性が一部軽減したものの、社会性や絶望様行動は改善しなかった。それどころか、記憶機能の低下が見られた。

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このときの脳機能を解析すると、ストレス下での砂糖の摂取は、意思決定や感情抑制に関わる前頭前皮質でのノルアドレナリンに関わる部分に変化が生じることがわかった。ノルアドレナリンは意欲や気力に影響する、少な過ぎれば無気力になったり、多過ぎれば攻撃的になったりするホルモンだ。

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文 = 金井哲夫

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