さらに、オスでは血糖値の低下が鈍り、慢性的な高血糖状態となり、脳内では糖代謝が乱れて酸化ストレスに関連する変化が起きていた。これは、認知機能の低下やうつ症状の悪化を招く。ところがメスではそれが見られなかった。
これを確かめるべく、うつ状態のオスのマウスに対してノルアドレナリンの作用を抑制するα2アドレナリン受容体を遮断する薬を投与したところ、行動異常が改善された。
このことから、男性はストレス下での糖分の過剰摂取はうつ病を招くことが示唆され、同時にうつ病の治療に標的としてα2アドレナリン受容体が有効である可能性も示された。
あくまでマウスの実験でわかったことだが、慢性的なストレスに苦しんでいる男性は注意したほうがいいかもしれない。


