5. 他人に主導権を渡す
多くの人が仕事での自己価値を過剰に同一化してしまうのは、いつも自分が場を和ませ、会議を仕切り、会話が途切れないようにしているからだ。そうすると、私たちの価値はどれだけ貢献するかだという感覚が生まれる。だが意図的にたまには他の人に主導権を渡すことで、承認の源を仕事の成果からずらすことができる。そうすると、価値は一番発言力があることや一番仕事が速いこと、あるいは一番目立っていることだけに依存するのではないことが分かる。
6. 仕事を人生の使命にしない
「キャリアが自分を定義すべき」「キャリアは人生の使命であるべき」という考えに自己価値を結びつけてしまう人がいる。そうすると、「自分の仕事上の成果は、自分の価値を正当化できるほど意味があるものでなければならない」というプレッシャーが生まれる。だが一歩引いて、人を支える、アートを手がける、ボランティアをする、あるいはただ全力で生きるなど、人生の使命はキャリアの外にも存在し得ると認めることで、承認の源を仕事から移すことができる。そうすることで、自分の価値が肩書きや昇進、称賛に依存していないと理解できるようになり、人生の意味ある別の領域に注力する余地が生まれる。


