WOMEN

2026.02.01 17:00

あなたの価値は仕事だけじゃない──「キャリア依存」から抜け出す6つの方法

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働く女性が自己価値を仕事に結びつける理由

私は以前、職場で不釣り合いに女性に影響する自信のジェンダー格差や自己疑念について書いたことがある。今起きているのは、そうした現象が目に見える形で表れているということだ。多くの女性が自分を価値ある人間に見せ、自分は価値ある人間だと感じるために持てるものすべてを仕事に注ぎ込んでいる。その結果、自己価値の感覚がほぼ仕事に依存している。私はこの仕組みを理解するために、何人かの働く女性にインタビューした。

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「思い出せる限り、私の自己価値はずっと学校の成績や仕事の成果と密接に結びついてきた」と語るのは、IT業界で戦略的アカウントマネジャーとして働くマヌール・フセイン=パブロフスカヤだ。「私は子どもの頃に英国に移住した。このため私は、いつもここにいていいのだと証明しなければならない人間のように感じていた。やがて、仕事は単に『やること』ではなくなり、人としての自分の価値を測る主なレンズになってしまった」

支援がないままプレッシャーのきつい会社で働いたマヌールはすぐに自己価値、そして自分自身を損ない始めた。「批判が絶えず続いていた。しかもそれは屈辱的あるいは拒否するようなものであることが多かった。肯定的なサポートはほとんどなく、フィードバックも建設的だとは感じられなかった。むしろ、定義されることなく基準だけが上がり続けた。やがて、自分が生み出すものは何一つ十分ではないと信じ込むようになった」

「問題は根本的に自分にあるのだと思い始めた。アイデンティティの感覚は細り、ほぼ完全に成果と失敗への恐怖に飲み込まれた。自分という人間と、職場でどう見られるかの区別がなくなった。最初は野心やうまくやりたい気持ちだったものが、徐々に完全な自己喪失へ変わっていった。恐怖と疲労、そしてその重みに静かに押し潰されていく人を守る仕組みが一切ない職場文化によってだ」とマヌールは体験を共有した。

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最終的にマヌールは心身の健康を守るためにその仕事を辞めた。残念ながら、マヌールの話は特別なものではない。フリーランスのライター兼編集者で、女性誌の元編集者でもあるミーナ・アレクサンダーも同じような経験を私に語ってくれた。

「私はまさに『良い子』だった。いつも最高の成績を取ろうとし、周りにいる大人たちにとって好ましい存在でいようとした。それが、自分の自己価値を学校の成績や仕事の成果と結びつける始まりだった」と彼女は言う。

「ずっと夢見ていた仕事に就けたことで、プレッシャーはさらに増した。その仕事ができることが本当に幸運だと感じ、それによって『自分はこの仕事にふさわしい』と証明するために倍働いた。でも1日の9割方を仕事のことを考えて過ごすと、それ以外のことを考える余裕がなくなる。自分らしさの他の要素を見失いつつあると感じた。友情も恋愛も、仕事とは関係のないかつて自分がワクワクしていたことも、全部後回しになっていた。30歳になったとき、私は自分が望んでいたバランスの取れた人間性豊かな女性ではないと感じた」

「自分を取り戻す唯一の方法は、そのトレッドミルから完全に降りることだと分かっていた。かなり悩んだ末に私は愛していた仕事を辞め、1年かけて自分が誰なのか、何に本当に興味があるのかを、私の全世界になってしまった環境から離れて見つめ直すことにした」と語った。

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翻訳=溝口慈子

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