働き方

2026.01.29 12:00

休息は報酬ではない、働き方に組み込むべき戦略だ──「忙しさ中毒」から抜け出す生産性の再定義

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ニクソンは、測るものについてもアップデートが必要だと主張する。「私は、重要業績体験とも呼べるものを提唱している」とニクソンは言う。「休憩や休暇から戻ったときに、どれだけ新しいアイデアが生まれたかを測るといい。どんな新しい問いを生み出しているかを、考えるべきだ」。そしてニクソンは、創造性には直接的なビジネス上の見返りがあるとも付け加える。「生産性が上昇すれば効率が上がる。そして、効率が上がればコストは下がる。これはあらゆる創造的プロセスがもたらすビジネス成果だ」

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休息がさぼりと見なされることを心配するリーダーに対して、ニクソンは実験と模範の重要性を強調する。「心理的安全性は、休息を小さな実験として扱うことで築ける」とニクソンは言う。「本当に重要なのは、リーダーがそれを自ら体現しなければならないということだ」

究極的には、私たちは転換点にいるとニクソンは考えている。「技術革命ではなく、人間革命の真っ只中にいる」と言う。ニクソンがリーダーに投げかける課題はシンプルかつ急進的で、「今週、リミナルスペース(境界の空間)を設計し、それが仕事に戻ったときの自分にどう影響したかを振り返る」というものだ。

もっと多くのことを速くこなすことに執着している世界で、ニクソンのメッセージは静かながらも破壊的に響く。生産性の未来は私たちがどれほど忙しく見えるかではなく、どれほど深く考え、休み、私たちを人間たらしめるものを信じられるかに、かかっているのかもしれない。

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forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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