ドナルド・トランプ大統領は米国時間1月22日、ダボスで「平和評議会」を発足した。この場には、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領やハンガリーのオルバーン・ビクトル首相といった、トランプと親しい同盟者を含む各国の指導者が同席した。トランプは、平和評議会が紛争終結に向けて国連と「協力する」と述べるとともに、改めて自身が8つの戦争を終結させたとする功績を主張した。
平和評議会の発足を告げる演説の中で、トランプは「誰もがこの平和評議会に参加したがっている」と語った。しかし、壇上には約20人の各国指導者が座っていたものの、主要な欧州同盟国を代表する人物はいなかった。
トランプは以前、平和評議会が国連に「取って代わる」可能性があると述べていたが、今回の演説では、国連や他国と連携して活動すると語った。
さらにトランプは、国連には「非常に大きな可能性」があるとし、「平和評議会と国連の組み合わせは、世界にとって非常に独自のものになり得る」と述べた。
中東情勢について、トランプはガザでの戦争終結に関しては「小さな火種」しか残っていないと主張し、イランは彼と話したがっており、彼も話すつもりだと語った。
トランプは、ジョー・バイデン前政権を繰り返し批判しながら、「ちょうど1年前、世界は実際に燃え上がっていた。多くの人はそれに気づいていなかった」と語った。
演説後、壇上にいた他の指導者たちはトランプに合流し、平和評議会の憲章文書に署名した。
平和評議会は当初、ガザ戦争への対応を目的とした組織として構想されていたが、トランプ政権はその対象をすべての国際紛争に拡大してきた。トランプは演説の中でこれに言及し、「ガザで成功すれば、他の地域にも広げられると思う。ガザでは非常に大きな成功を収めるだろう。ほかにも数多くのことができる。この評議会が完全に形を成せば、やりたいことはほぼ何でもできる」と述べた。
トランプと壇上の指導者たちは憲章に署名したものの、最終案はまだ公表されていない。また、このグループへの参加に正式に同意したメンバーの明確な名簿も存在しない。壇上にはトランプとともに、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領、ハンガリーのオルバーン・ビクトル首相、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領を含む約20カ国の指導者が並んだ。さらに、パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領、アルメニアのニコル・パシニャン首相、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領も登壇した。



