イーロン・マスクは火曜日、ChatGPTが複数の自殺による死亡事例に関連しているとする主張を再投稿し、ユーザーに対してこの主要なチャットボットから距離を置くよう呼びかけた。これに対し、OpenAIのサム・アルトマンCEOは、Grokとテスラを攻撃する防御的な声明で応じた。
主なポイント
マスクは、暗号資産に特化したインフルエンサーアカウント、DogeDesignerによる「ChatGPTは現在、その使用に関する9件の死亡事例と関連があり、5件のケースではその対話が10代を含む自殺につながったとされている」という主張を再投稿した。
マスクはこれに、このチャットボットから距離を置くよう呼びかける公開メッセージを添え、「あなたの愛する人にChatGPTを使わせないでください」と投稿した。
フォーブスは、この統計を独自に検証できなかった。DogeDesignerは、情報源を提供していない。
数時間後、アルトマンは詳細な声明で応答し、この状況を悲劇的で複雑だと述べ、同意のない性的画像生成で批判を浴びているGrokと、テスラのオートパイロット機能を激しく非難した。
重要な発言
「オートパイロットに関連する事故で、50人以上が死亡しているようだ。私はかなり前に一度だけオートパイロットを使った車に乗ったことがあるが、最初に思ったのは、テスラがこれをリリースしたのは安全とは程遠いものだということだった」とアルトマンは、マスクの非難への返答で記した。「Grokのいくつかの決定については、論じるまでもない」
補足
米・運輸省道路交通安全局(NHTSA)の2024年報告書は、テスラのオートパイロットシステムを近年の約1000件の事故と結びつけており、これには20件以上の死亡事故が含まれている。調査では、多くの事故が運転者の不注意によるものであり、運転支援技術を完全自動運転と誤認したケースも確認された。マスクは長年、テスラのオートパイロットは人的ミスを制限することで「命を救う」と主張しており、これを「大きな安全性の向上」と呼んでいる。つい先週も、マスクは同社の完全自動運転モードサービス(FSD)の販売を促進し、価格8000ドル(約126万4000円)での買い切りから、サブスクリプションでの限定提供に移行すると発表した。
背景
マスクとアルトマンの確執は、OpenAIの初期にさかのぼる。両者は2015年、公共の利益のためのAI(人工知能)開発に焦点を当てた非営利研究所として、OpenAIを共同設立した。マスクは2018年にOpenAIの取締役会を離れ、その後、同組織の営利構造への移行とマイクロソフトとの緊密なパートナーシップを批判した。それ以来、マスクはアルトマンがOpenAIの当初の使命を放棄したと繰り返し非難し、一方でアルトマンは、高度なAI研究に資金を提供するために同社の進化が必要だったと主張してきた。今月初め、マスクのチャットボットであるGrokが、未成年者を含むユーザーの性的ディープフェイクを生成したとして批判を浴び、各国政府指導者から国際的な非難を招いた。マスクとの間に子供をもうけたアシュリー・セント・クレアも、Grokを利用したネット荒らしのターゲットとなった。Xはその後、Grokの画像生成機能へのアクセスを制限することを約束した。



