さらに、関係している物理過程が非常に奇妙であるため、恒星モデルを構築する理論研究者の大半がこの種の星について考慮しようともしないと、ファンベルは指摘する。
ミラ型星は1年の間に、まさに本質的に変化し続ける。大半の恒星モデル研究者にとって厄介で理解に苦しむ点はここなのだと、ファンベルはいう。この難題のせいで、ミラ型星は研究対象として扱いづらく、顧みられないままになっているという。
明らかになっていることは何か
欧州宇宙機関(ESA)によると数百万年の間に、進化の終末期にある赤色巨星であるミラ型星の外層は惑星状星雲となり、星から放出されたガスと塵が球殻状に広がって光を発する。ミラ型星の中心核は、白色矮星として残される。
そして、アマチュア天文家が研究活動にとって重要な役割を担い続けることだ。
ファンベルは、アマチュア天文家がミラ型変光星を発見するのに本当に長けているので、既知のミラ型星がどの星座にも数十個存在するとして、市民科学者が収集した数十年分の観測データが、より詳細な分析のために容易にダウンロードできるように提供されていると指摘している。
ミラ型変光星に関する理解は、この30年間でどのように変化しただろうか。
ファンベルによると目立った変化はなく、脈動のメカニズムがどのようなものであるかについては、いまだによくわかっていない。だが、今やより新しく洗練された研究手段を利用できるのだから、この難題も射程圏内に入るかもしれないと、ファンベルは話している。


