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2026.01.29 16:00

世界に羽ばたくアントレプレナーたち。EOYジャパン アルムナイがつなぐ、日本型アントレプレナーシップの未来

「経営者は孤独である」と、よく言われる。しかし、日本には「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY) 」があり、世界には「EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」がある。「EOY Japan Alumni」のつながりがある。過去から受け継ぎ、未来へとつなぐ、空間と時間を超えたこの自覚が、経営とビジネスの在り方を変えていく。


 日本人の精神性の最大の特徴は「見えないつながりへの感受性」ではないだろうか。

過去の世代を想像する。現代を共に生きる他者を想像する。未来の世代を想像する。日本を代表するようなアントレプレナーには、空間と時間を超越してつながりを思う心があるようだ。その心が繁栄の土台になっている。

歴代のアントレプレナーがコミュニティを形成

2025年12月9日、ザ・リッツ・カールトン東京のグランドボールルームで「EY Entrepreneur Of The Year™︎ 2025 Japan(以下、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025 ジャパン)」の表彰セレモニーが開催された。主催者のEYはアシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションのサービスをグローバルで展開するプロフェッショナルファームである。

EYは「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」というパーパス(存在意義)のもと、アントレプレナーの支援を行っている。その取り組みのひとつとして主催しているのが、「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」だ。日本大会の代表として選出される1名は、「EY World Entrepreneur Of The Year™︎(以下、『EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー』)」に日本代表として出場する権利を得る。

日本大会が始まったのは、01年。これまでに通算で300名ほどのアントレプレナーを表彰し、「社会にポジティブなインパクトをもたらしてきた闘いの道のり」と「さらなる成長や社会課題解決に向けての飽くなき挑戦」をたたえてきた。

この大会は、単なる表彰プログラムであることを超えている。これまでに表彰された歴代のアントレプレナーのコミュニティとして「EOY Japan Alumni(以下、EOY ジャパン アルムナイ)」が組織されているからだ。単に表彰して終わりではなく、歴代のアントレプレナーが継続的に交流していくための各種のイベントも開催している。業界や世代、住む場所や環境の違いを超えたアントレプレナーが地域や国や世界を良くしていくための同志として交わり、膝と意見を突き合わせて、新たな化学反応の端緒を切り拓いているのだ。

25年12月9日にはディナー形式で行われる表彰セレモニーに先立ち、ザ・リッツ・カールトン東京のパークビュールームで「EOYアントレプレナーサロン」と題したアルムナイイベントが開催された。

「我々のルーツは日本である」が流れを変えた

会場には「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025 ジャパン」のファイナリストに加えて歴代の受賞者が集まり、熱気を帯びた雰囲気のなかでジンズホールディングス代表取締役会長CEOの田中仁が登壇した。

田中は10年の大会で日本代表に選ばれ、11年6月にモナコで開催された「EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2011」に出場している。壇上で彼は「今日は、モナコに行って私の人生が変わったという話をしたい」と切り出した。

「10年、私が日本代表に選ばれた当時のジンズの売上高は、100億円に届かないくらいだったと思います。それが今では、1,000億円が目前です。現在、グローバル展開を積極的に進めているところです。アジアでは中国に直営で156店舗、台湾に78店舗、さらには香港、フィリピン、ベトナムでも展開しています。アメリカにおいては、15年にサンフランシスコで1号店をオープンしました。しかし、アメリカのマーケットは難しい。いろいろな人種・文化・言語の方々が集まった多様性の国であり、マーケティングが簡単ではないのです。アメリカでの展開を始めた当初、私たちは日本で生まれたブランドであることを打ち出していませんでした。その方向性を変えて、日本発であることを打ち出してリブランディングしたところ、徐々にアメリカでの業績が上がっていきました」

「我々のルーツは日本である」と訴え始めてから、米国市場での苦境が過去のものになったという。

「これは本当に日本の先人たちに感謝するところです。やはり、『日本というブランド』はアメリカにおいて信頼が築かれているのです」

「いい人生だったな」と心から思えるように

ジンズホールディングスの田中は14年に「田中仁財団」を設立して、自身の故郷である群馬県前橋市の地域創生プロジェクトにも取り組んできた。16年には田中が発起人となり、企業家有志による「太陽の会」を設立。岡本太郎作「太陽の鐘」の前橋市への移設を実現し、市道である馬場川通りの整備プロジェクトには太陽の会が3億円を提供した。ほかにも創業300年の歴史を持つ名門旅館をアートホテル「白井屋ホテル」として20年に生まれ変わらせるなど、田中は本業以外でも数々の実績を上げている。

「私が街づくりに取り組むようになったきっかけが、実はモナコで開催された『EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー』でした。海外のアントレプレナーは個人で社会貢献活動にも取り組んでいるという事実をモナコで知り、衝撃を受けました。世界大会出場のために私がモナコに行ったのは11年の6月です。3ヵ月前には東日本大震災がありました。そうしたセンシティブな状況のなか、海外のアントレプレナーの個人的な社会貢献の話を聞いて、私はカルチャーショックを受けたのです」

このまま自分と自分の会社だけにエネルギーを注ぎ続けるとして、いつか自分の人生が終わりを迎えるときに「いい人生だったな」と心から思えるかどうか——。田中は、モナコで人生をアクティベートする問いと向き合い、今に至る決断をした。

「以来、ジンズの本業ではない街づくりに思い切ってエネルギーを注いできました。実は、それが今、本業へのリターンとなっています。例えば、アメリカ・ロサンゼルスにおいて日本ブランドの進出が難しいとされる高感度なエリア『アボットキニー』に出店できたのは、私が行っている街づくりの取り組みを出店場所のオーナーさんが知り、認めてくださったからです。また、26年春には銀座の中央通りに面した一等地にグローバル旗艦店をオープンする予定ですが、これも私の地域活動を見ていてくださったオーナーさんとつながることで実現に向けて動き出すことができました」

本業へのリターンなど一切考えることなく始めた地域活動が、巡りめぐって本業の飛躍を支えることにつながったのである。

未来はつながりで動いていくもの

ジンズホールディングスの田中が自身の挑戦や成果を共有した後は、7つのテーブルに分かれて座っていたアントレプレナー(=「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025 ジャパン」のファイナリストや歴代の受賞者)により、「田中の話を受けてどのように感じたか」「自身は普段からどのようなことに取り組んでいるか」についての熱いディスカッションがスタートした。

01年に始まった日本大会は、今回で25周年を迎えた。その節目に開催された「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025 ジャパン」は、「つながりが未来を動かす」をコンセプトに掲げていた。

このアルムナイイベントの後に行われた表彰セレモニーの模様は「利益の先にあるもの──インテグリティを貫く経営者たち。『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025 ジャパン』の表彰セレモニー」と題した記事でレポートしているが、上記のディスカッションの輪にはマスター&ファミリービジネスリーダー部門の大賞とEYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2026の日本代表に選出されたくら寿司の代表取締役社長・田中邦彦、エクセプショナル・グロース部門の大賞となったPKSHA Technologyの代表取締役・上野山勝也、リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門で大賞を受賞したオーレックホールディングスの代表取締役社長・今村健二がいた。

今大会では、15年に日本代表に選ばれて翌年の世界大会に出場した東海メディカルプロダクツの筒井宣政代表取締役会長兼社長から、PKSHA Technologyの上野山、オーレックホールディングスの今村に「どんと世界を見てこい賞!」が授与された。すなわち、モナコでの宿泊費が提供(※航空券はモナコ政府観光会議局が提供)されたのだ。

ジンズホールディングスの田中が「自分の人生を変えた」と語るモナコの世界大会。世界の一流のアントレプレナーたちが集う本会で、彼らは何を感じ、どのような刺激を得てくるのだろうか。

「くら寿司は戦前の日本の食卓は世界の食文化と比べても、自然と健康に寄り添ったものだったという考え方を踏まえ、『食の戦前回帰』という理念を掲げて、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使うことなく、無添加で安心・安全な食事を提供してきました。見えないところを大切にする。良心に恥じない仕事をする。これらは、社会貢献という意味では当然のことなのです。そのような日本文化の素晴らしいところを世界に発信していきたいと考えています」(くら寿司の田中邦彦)

「普段からいろいろな国のアントレプレナーと話をしていますが、国ごとにAIの捉え方が違っているので、とてもインスパイアされています。海外の人と話をすると、日本の当たり前が当たり前ではなかったりします。モナコでは、そうした刺激を数多く受けたいですね」(PKSHA Technologyの上野山勝也)

「私は従来の草刈機では難しかった場所でも使える新しい草刈機を開発することにより、除草剤の使用を減らし、『安心・安全な食の実現』に貢献してきました。モナコでは『安心・安全な食』をテーマに、いろいろなアントレプレナーと対話を重ねてみたいと考えています」(オーレックホールディングスの今村健二)

EOY ジャパン アルムナイのつながりから、世界のアントレプレナーとのつながりへ。まさに未来が大きく動き出そうとしている。

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promoted by EY Japan / text by Kiyoto Kuniryo / edited by Akio Takashiro