働き方

2026.01.19 09:15

新入社員の3割が研修は意味なしと回答 離職を招く不満の正体

プレスリリースより

時代性への対応も不可欠

研修の満足度を高めるために必要な要素を尋ねたところ、「実務で役立つ具体的なケースや事例」が42.0%で最多となった。

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意味あり層と意味なし層の差分を見ると、「AIやデジタルツールなど、時代に合ったスキル」では意味なし層が25.3%と、意味あり層の13.6%を11.7ポイント上回る。「コンプライアンスやハラスメント対策」も意味なし層で17.2%と、意味あり層の6.1%より11.1ポイント高い。

いずれも近年重要性が叫ばれている分野だ。研修内容が時代遅れだと感じた瞬間、研修全体の意味を見失ってしまう若手社員の姿が浮かび上がる。

逆に意味あり層だけが明確に高いのが「社外の専門講師による研修」で、21.1ポイントの差がある。すでに社内研修の満足度が高い企業では、外部の専門講師を活用することでさらなる満足度向上が期待できそうだ。

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研修への低評価が離職の引き金にも

研修を受けたことによる業務意欲の変化を尋ねたところ、意味あり層の8割近くがモチベーション向上を実感している一方、意味なし層で意欲が高まったと答えたのはわずか6.8%だった。

さらに深刻なのは、意味なし層の6割が「あまり意欲が高まらなかった」と回答し、2割強は「意欲が下がった」、6.9%が「離職を考えた」と答えている点だ。新入社員研修が無益だと感じられた場合、その後のモチベーション低下にとどまらず、離職リスクまで高まる可能性がある。 

調査では、新人研修の価値は「実務性×交流×時代性」で決まると分析している。実務に活かせる具体的な内容、同期や上司との関係構築の機会、そしてAIやコンプライアンスといった時代に合ったテーマ。この3つの要素をバランスよく組み込むことが、意味のある研修を実現するカギとなりそうだ。

【調査概要】 
調査期間:2025年11月12日 
調査対象:過去5年間で入社時に新入社員研修を受けた正社員として勤務する全国の20歳〜30歳の男女300人
調査手法:インターネット調査 

プレスリリース

文=池田美樹

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