リーダーシップ

2026.01.14 08:26

燃え尽きないリーダーが実践する「自己管理」の極意

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ライアン・マクグラス氏は、米国最大級の不動産管理会社の1つであるAsset Livingの最高経営責任者(CEO)兼社長である。

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従来のリーダーシップに関する助言は、他者をいかに動機づけ、導くかに焦点を当てている。しかし、より繊細で、しばしば見過ごされがちな規律が、自分自身を導くことである。自分自身の習慣、集中力、感情を管理できなければ、他者に適切な雰囲気を醸成することはほぼ不可能だ。

セルフリーダーシップは華やかではないが、長期にわたって成功を持続するリーダーと、燃え尽きるリーダーを分ける要因である。

問題が起きたら、まず内省せよ

企業が壁にぶつかると、リーダーは外部要因を探す傾向がある。競合、市場環境、組織の不整合などだ。これらも重要だが、実際には最初に目を向けるべきは内面である。

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自問すべき重要な問いには、以下のようなものがある。

• チームに期待する集中力を、自分自身が体現しているか。

• 明晰な頭で意思決定をしているか、それともストレスに反応しているだけか。

• 通常、自分を安定させているルーティンから逸脱していないか。

自分自身をどう管理するかが、周囲の人々の行動様式を形作る。

自分を支えるルーティンを構築せよ

ビジネスオーナーとして、1日はあっという間に埋まる。問題は何で埋めるかだ。私は1日を3層の優先事項を軸に組み立てている。まず大きな岩、次に小石、最後に砂である。

大きな岩とは、影響力の大きい優先事項である。これらは、我々がどこに向かうかを直接形作る戦略的決定だ。小石は、それらの優先事項を支える重要だが小規模なプロジェクトである。砂はそれ以外のすべて、つまり素早い連絡、小さな依頼、放置すれば簡単に空間を埋めてしまう雑務である。砂から始めると、他のものが入る余地はなくなる。大きな岩から始めれば、残りはより容易に収まる。

優先順位付けと同じくらい、一貫性も重要だ。ジェームズ・クリア氏の『Atomic Habits』は、これをうまく表現している。1日逃すのは人間的だが、2日逃すと滑り始める。この考え方は、旅行や予期せぬ出来事でルーティンが乱れても、それを維持するのに役立つ。

困難なことに取り組め

成長のために自分に挑戦するということは、不快さに慣れることを意味する。進歩は、容易に感じることからはめったに生まれない。それは、厳しい決断、困難な会話、忍耐力と規律が試される瞬間に現れる。こうした試練が、重要な局面でリーダーを鋭敏に保つ。

自分自身への投資、つまり身体的、精神的、専門的な投資は、自分が率いる企業に追い越されないために不可欠だ。組織レベルの成長には、個人レベルの成長が必要である。停滞したリーダーは、停滞した文化を生み出す。成長する企業を率いたいなら、自分自身が成長する人間である必要がある。

時間と同じくらい、エネルギーを管理せよ

キャリアの初期、私は生産性とはカレンダーにより多くを詰め込むことだと考えていた。今は違う考え方をしている。それはエネルギーを管理することだ。ある日は、懸命に取り組むのが正しい選択である。別の日は、考え、振り返り、リセットするために引き下がることが正しい。

私にとって、それは運動する時間を確保し、外に出て、会議が始まる前の午前中を深い集中のために守ることを意味する。また、疲労が判断を曇らせている時を認識し、妥協した状態で大きな決断を下す前に一時停止することも意味する。鋭敏さを保つことは、絶え間ない動きではない。後で加速できるよう、いつ減速すべきかを知ることである。

自分に設定する基準が、最終的に構築する文化となる

チームは、あなたが自分自身に設定する基準より高い基準には到達しない。あなたが散漫なら、彼らも散漫になる。あなたが安定し明晰であれば、彼らはそこから手がかりを得る。

リーダーシップには常にビジョン、戦略、コミュニケーションが含まれる。しかし、まず自分自身を管理する規律がなければ、それらの努力は空振りに終わる。あなたが導く最も重要な人物は、あなた自身である。それをうまく行えば、他のすべてが容易になる。

forbes.com 原文

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