6. 米国の主要プロスポーツリーグをすべて買える
プロスポーツも、規模感を測る上で有用な指標となる。現在の評価額に基づくと、各リーグの価値は以下のとおりである。
・MLB:736億6000万ドル(約11兆7134億円)
・NBA:1355億ドル(約21兆5500億円)
・NFL:1819億5000万ドル(約28兆9337億円)
・NHL:424億6000万ドル(約6兆7520億円)
これらを合計すると、4335億7000万ドル(約25兆9966億円)だ。
マスクが北米の4大プロスポーツリーグに属するすべてのチームを購入してもなお、約2800億ドル(約44兆5000億円)が手元に残る計算になる(余ったお金でアイビーリーグを買えるほどの額だ)。
マスクの純資産は、個人的なサクセスストーリーの範疇を超えている
資産額の面で、イーロン・マスクはこれまでさまざまマイルストーンを達成してきた。3000億ドル、4000億ドル、5000億ドル、6000億ドル、そして今や7000億ドルを超えている。これほどの資産をこれほど短期間に、これほど公然と、そして可視的に築き上げた個人は、近代史に存在しない。
問題は、マスクがこれらを買うかどうか、あるいは本当に買えるかどうかではない。おそらく、彼は買わないだろう。しかし、1人の個人の純資産が、州、産業、教育機関、さらには国家と実質的に比較できる水準に達したとき、それはもはや個人的なサクセスストーリーの範疇を超えている。これが示唆するのは新たな経済規模の時代であり、それが続くのであれば、こうした富はやがて、政府の政策、労働、そして権力の形成に、より大きな影響を及ぼすようになる。
だが、本当の問いは別にあるのかもしれない。テスラ製AIロボットのオプティマスが進化を続ける今、この物語は序章にすぎないのだろうか。


