今週、月は静かに夜空を去り、漆黒の闇夜を招き入れる。ふたたび細い三日月として戻ってくるまでの間は、冬を代表する星座たちにとって最高の見せ場だ。2026年1月13日からの1週間の星空の見どころを紹介する。
1月15日(木):二十六夜月とアンタレス
夜明け前、南東の低空で、細く弧を描く月齢26の月がさそり座の1等星アンタレスに大接近する。アンタレスは「さそりの心臓」の位置にある赤色超巨星という非常に大きな恒星だ。太陽からは約550光年離れていて、直径は太陽の700倍もある。
1月16日(金):欠けゆく繊月
新月まで3日を残し、月は劇的に細くなっている。空が白み始める頃に南東の低空を見ると、地平線のすぐ上にかすかに光る月齢27の月が昇っている。空が小首をかしげて微笑んでいるようにも見えるその姿を拝めるのは、日の出前のほんの短い間だけだ。双眼鏡が手元にあればぜひ活用してほしい。ただし、日の出の時刻に注意して、太陽が地平線からちらっとでも顔を出す前に直視はやめること。
1月17日(土):糸のような月
今朝は月齢28の糸のような月が日の出直前に上る。夜明けの40~45分前に南東の地平線間際を探してみよう。肉眼ではほとんど見えないが、双眼鏡を使えば捉えられる。
今週の星座:「狩人」の星座、オリオン座
おそらく最も有名な冬の星座であるオリオン座は、夜空で見つけやすく、宇宙の驚異に満ちている。「オリオンのベルト」の通称で知られる象徴的な三つ星(左からアルニタク、アルニラム、ミンタカ)が一列に並び、これを挟むように赤色超巨星ベテルギウスと青白色の超巨星リゲルが輝く。三つ星のすぐ下にあるオリオン大星雲(M42)は、双眼鏡でも見ることのできる「星のゆりかご」だ。
「冬のダイヤモンド」を見つけよう
「冬のダイヤモンド(冬の大六角)」は1月の夜、頭上高く壮大な六角形を描きだす。見つけられれば、ちょっと楽しくなること請け合いだ。暗くなったら南東の空を見上げ、最も明るく地平線に近いおおいぬ座のシリウスから時計回りに6つの明るい1等星をたどってみよう。こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、天頂近くにあるぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、そして最後にオリオン座のリゲルを経て、再びシリウスに戻るのだ。今年は、ポルックスの右側に、さらに明るい木星も輝いている。



