ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は米国時間1月7日、生成AIのClaude(クロード)を開発するAnthropic(アンソロピック)が100億ドル(約1.6兆円。1ドル=156円換算)の資金調達を目指していると報じた。これが実現すれば同社の評価額は約3500億ドル(約54.6兆円)となり、調達前からほぼ倍増する見通しだ。AI技術への需要が急増する中、同社は他AI大手と同様に、さらなる資本確保に動いている。
WSJは事情に詳しい関係者の話として、今回の資金調達ラウンドは、シンガポールの政府系ファンドであるGICと、コーチュー・マネジメントが主導すると伝えている。
本ラウンドでの評価額は約3500億ドル(約54.6兆円)と報じられており、2025年9月に130億ドル(約2兆円)を調達した際の評価額である1830億ドル(約28.5兆円)から、ほぼ倍増することになる。また、この9月のラウンドの評価額は、同年3月に35億ドル(約5460億円)を調達した際の評価額である615億ドル(約9.6兆円)から約3倍に跳ね上がっていた。
今回の新たな資金注入は、11月にエヌビディアとマイクロソフトが、合計150億ドル(約2.3兆円)をアンソロピックに出資すると発表した案件に上乗せされる形となる。この取引には、アンソロピックがマイクロソフトから300億ドル(約4.7兆円)相当のクラウドコンピューティング容量を購入する内容も含まれている。
アンソロピックは、フォーブスからのコメント要請に対し、直ちには応じなかった。
ロイターによると、アンソロピックは通期売上高の推計値として使われる年換算売上高を、2025年の目標である90億ドル(約1.4兆円)から、2026年には260億ドル(約4.1兆円)へと3倍超に引き上げる計画だという。関係者2人の話として、同社は、より多くの企業がAIツールやインフラへの支出を拡大していることを背景に、法人向けAI製品の収益増を見込んでいると述べている。



