今後の注目点
トランプは、政権がキューバでも同様の作戦を計画している可能性があることに加え、グリーンランドの併合も示唆している。
トランプ大統領はキューバについて「崩壊する準備ができているようだ」と述べた後、「これについて非常に喜ぶ多くのすばらしいキューバ系米国人がいる」と主張した。グリーンランドの与党は米国による支配に公然と反対しており、指導者たちは共同声明で「グリーンランドはその国民のものである」と述べている。一方、グリーンランドを統治するデンマークの首相は、攻撃はNATOを終わらせるだろうと示唆した。トランプ政権は、グリーンランドに対する軍事力の使用を排除していない。
米国はなぜペトロを非難しているのか
ベネズエラのマドゥロは5000万ドルの報奨金がかけられ、2020年に米国から麻薬テロ容疑で起訴されたが、ペトロには刑事告発はなされていない。米財務省は2025年10月にペトロに対して制裁を発動し、スコット・ベッセント米財務長官はコロンビア大統領が「麻薬カルテルを容認している」と非難した。ペトロ政権は、米国がコロンビアを麻薬対策パートナーから外す中、コロンビアと中国との関係を強化している。
余談
ホワイトハウスの公式Xアカウントは、マドゥロの拘束後、「FAFO」というキャプション付きのトランプの写真を投稿した。これは他国への警告と見なされている。国務省の公式Xページも米国時間1月5日に「THIS IS OUR HEMISPHERE(これは我々の半球だ)」というキャプション付きの大統領の写真を投稿した。
主要背景
トランプ政権によるマドゥロの拘束は、カリブ海で麻薬密輸船とされる船に対して数カ月にわたって行われた軍事攻撃に続くものだ。政権は、違法薬物が米国に到達するのを阻止する手段としてこれを正当化した。トランプ政権によると、昨年9月から12月の間に、攻撃で少なくとも115人が殺害された。政権は2025年後半にベネズエラ沖の軍事プレゼンスを強化し、制裁対象のベネズエラ石油タンカーに封鎖を課した。
米国は米国時間1月3日、マドゥロと妻を拘束する作戦を実行し、民間人と軍人を含む少なくとも80人が死亡したが、トランプは米軍兵士はいなかったと述べている。マドゥロと妻は米国時間1月5日に麻薬テロ容疑で罪状認否を行い、ベネズエラ大統領は無罪を主張し、自分は「無実だ」と述べた。トランプ政権はマドゥロの拘束を法執行作戦として特徴づけており、作戦の合法性とトランプの大統領権限に対する批判に反論している。


