北米

2026.01.07 12:30

トランプ、コロンビアへの軍事作戦を示唆 ペトロ大統領は強気の姿勢

コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領(Thierry Monasse/Getty Images)

コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領(Thierry Monasse/Getty Images)

ドナルド・トランプ大統領とコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、ここ数日、互いに非難の応酬を繰り広げている。トランプがペトロを「麻薬指導者」と非難する中、米国によるベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束後、コロンビアに対する作戦は「良さそうだ」と示唆したことを受けて、両者は互いを挑発している。

マドゥロの拘束を発表した翌日、トランプは米国時間1月4日、コロンビアが標的になっていることを示唆した。トランプ政権は、複数のラテンアメリカ諸国の指導者が麻薬テロを実行または放置していると非難している。

トランプ大統領は、米国がコロンビアに対して作戦を開始するかと問われ、「それはよい考えだと思う」と述べた。

トランプはまた、ペトロを麻薬密売人として評しており、最近記者団に対し、コロンビアは「コカインを作って米国に売るのが好きな病んだ男によって運営されている」と述べ、「彼はそれを長くは続けられないだろう、はっきり言っておく」と付け加えた。

しかし、コロンビアの麻薬問題への対応は精査されているものの、彼が犯罪組織と直接協力しているという証拠は不足していると、ニューヨーク・タイムズは報じている。同紙は、ペトロ政権下でコロンビアにおけるコカインの押収量と生産量が過去最高を記録していると指摘している。

コロンビアは米国時間1月5日、麻薬密売対策で米国との協力を継続すると主張したと、ロイターが報じた。アルマンド・ベネデッティ内相は、作戦は麻薬製造施設と犯罪組織を標的にすると述べた。

マドゥロの拘束後、ペトロは米国のベネズエラでの作戦を非難し、トランプ政権を挑発して、声明で「捕まえに来い。ここで待っている」と述べている。

ペトロは米国時間1月4日、X上で、米国によるコロンビアのカルテルへの爆撃は「多くの子どもたち」を殺す可能性があると述べ、「もしあなたが、国民の多くが支持し尊敬する大統領を逮捕すれば、民衆のジャガーを解き放つことになる」と付け加えた。

ペトロの挑発は、ニューヨーク・タイムズが、マドゥロの踊りや無頓着な公の場での振る舞いが、トランプ政権の一部メンバーを刺激し、マドゥロに対する軍事的脅威を実行に移させたと報じた後に行われている。

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