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2026.01.08 09:30

急成長のバイブコーディング「ラバブル」、26歳創業者が欧州最若手のセルフメイド・ビリオネアに

Shutterstock.com

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バイブコーディングスタートアップ「ラバブル(Lovable)」の創業メンバーが、ビリオネアの仲間入りを果たした。「バイブコーディング」とは、AI を使用して自然言語プロンプトから機能コードを生成するソフトウェア開発手法のこと。このほどクローズした資金調達ラウンドで、同社の評価額は66億ドル(約1兆300億円)に達し、わずか半年足らずで約3倍に拡大した。7月には、サブスクリプション収益が史上最速のペースで1億ドル(約156億円)を突破し、業界の注目を集めている。

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ストックホルムに本拠を置く同社は12月18日、キャピタルGとメンロ・ベンチャーズが主導し、コスラ・ベンチャーズ、アクセル、EQTなどが参加したラウンドで、3億3000万ドル(約514億円)を調達したと発表した。これにより、同社の累計調達額は5億5000万ドル(約857億円)に達した。

フォーブスの推計によれば、ラバブルの共同創業者であるアントン・オシカ(35)とファビアン・ヘディン(26)は、それぞれ同社株式の約24%を保有しており、資産額はいずれも16億ドル(約2494億円)に上るとみられる。これにより、ヘディンは欧州で最も若いセルフメイド・ビリオネア(自力で財を築いたビリオネア)の一人となった。その年齢は、同じスウェーデン出身でAIコーディングツール「カーソル(Cursor)」の共同創業者アルビド・ルンネマルクが、11月に26歳でビリオネアとなった際と比べて、わずか数ヵ月上回るにすぎない。世界における30歳未満のセルフメイド・ビリオネアは、ヘディンを含めてわずか13人にとどまる。

オシカとヘディンは、株式売却から得た収益の50%を慈善団体に寄付する計画だ。「ヘディンと私は、ラバブルで築いた価値の大部分を、人類が超知能AIへと移行する過程を円滑にし、その進展が人類にとって有益なものとなるよう活用することを誓約した」と、オシカは7月に行われたインタビューで語っている。

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ラバブルのAIコーディングツールは、ユーザーがプロンプトを入力するだけでウェブサイトやアプリを構築することを可能にする。オシカは、余暇を利用して開発したこのツールが開発者プラットフォームGitHubのトレンドページで一夜にしてトップに躍り出たことを契機に、2023年に同社を設立した。ツールの成功を受け、オシカは元同僚のヘディンを共同創業者兼CTO(最高技術責任者)として迎え、同年10月にベンチャーキャピタルのハミングバードから800万ドル(約12億5000万円)のシード資金を調達した。二人はその後、2024年11月にバイブコーディングツールを正式リリースした。オシカによれば、アクティブユーザー数は7月の230万人から11月には800万人へと、3倍以上に拡大した。また、サブスクリプション収入は、7月時点で既に1日当たり約100万ドル(約1億5600万円)規模に達していたという。

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編集=朝香実

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