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2026.01.08 09:30

急成長のバイブコーディング「ラバブル」、26歳創業者が欧州最若手のセルフメイド・ビリオネアに

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ラバブルは、サービス開始からわずか8ヵ月後の7月に年間サブスクリプション収益が1億ドル(約156億円)に達した。これは、クラウドセキュリティスタートアップ「ウィズ(Wiz)」が18ヵ月、HRプラットフォーム「ディール(Deel)」が2年弱で達成したスピードを大きく上回る。AIコーディングツール市場の競合である「リプリット(Replit)」は、サービス開始から1年後の9月に年間収益1億5000万ドル(約234億円)を記録している。

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AIコーディングツール市場は今年、驚異的な成長を遂げた。カーソルは、11月に評価額300億ドル(約4.7兆円)で23億ドル(約3584億円)を調達し、創業メンバー4名がビリオネアとなった。一方、「コグニション(Cognition)」は9月に4億ドル(約623億円)以上を調達後、評価額は102億ドル(約1.6兆円)に達した。両社がプロのプログラマーを主なターゲットとしているのに対し、ラバブルは、コーディング未経験者という潜在市場規模がはるかに大きい層に焦点を当て、この領域の競合を上回る成果を上げている。直接的な競合には、9月に30億ドル(約4675億円)の評価額で2億5000万ドル(約390億円)を調達したリプリットや、1月に推定7億ドル(約1090億円)の評価額で1億500万ドル(約164億円)を調達した「スタックブリッツ(StackBlitz)」が含まれる。

しかし、この分野には大手テック企業も参入しており、競争環境は激化している。フィグマやスクエアスペースは独自のコーディングツールを開発しているほか、ウィックスは6月にバイブコーディングスタートアップ「Base44」を8000万ドル(約125億円)で買収している。

また、グーグルは7月に24億ドル(約3740億円)を投じてバイブコーディングツール「ウインドサーフ(Windsurf)」の創業メンバーを獲得した。同社の残存資産は、その後コグニションが推定2億5000万ドル(約390億円)で買収した。一方、OpenAIとアンソロピック(Anthropic)は、自社開発のコーディングツールを販売している。

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オシカは、今年初めに次のように語っている。「私たちの多くは本質的にクリエイターだ。これまでは、コードを書くスキルや資本へのアクセスがデジタル世界で成功するための重要な要素だった。しかし今、私たちは新たな時代に突入している」。

forbes.com 原文

編集=朝香実

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