健康

2025.12.31 13:00

2026年を健康元年に──科学的裏付けのある日々取り組める「5つの方法」

Shutterstock.com

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新年を控え、多くの人が健康を改善するためのシンプルで実践的、かつ根拠のある方法を探している。小さな変化でも継続すれば健康に劇的な効果をもたらす。2026年に心身と感情のウェルビーイングを高めるために実践できる、科学的裏付けのある5つのステップを紹介しよう。

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1. 水分摂取量を増やす

水分補給は全体的な健康状態を改善する最も手軽な方法の1つだ。成人の体重の約6割が水分で、水は飲食において不可欠な要素だ。水分は消化や栄養吸収、エネルギーレベル、体温調節で重要な役割を果たし、学習能力や思考の明晰さにも影響を与える。

米国科学アカデミーは1日の水分摂取量として、男性3.7リットル、女性約2.7リットルを推奨している。この数値は1日を通して摂取するすべての飲料や食品の水分の合計だ。野菜・果物や乳製品などの1日の推奨量を含むバランスの取れた食事を前提とすると、1日に摂取すべき水分は男性で約2.8リットル、女性は少なくとも約2.1リットルとなる。

脱水状態に陥ると軽度であっても集中力や気分、身体的持久力が低下する。水分摂取のメリットは非常に大きく、不要な間食を減らし代謝を改善することで健康的な体重を維持できる。米疾病管理予防センター(CDC)によると、水はカロリーゼロであるため、糖分を含む飲料より水を飲むようにすることで糖尿病や心疾患といった多くの慢性疾患のリスクを減らせる。

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2. 飲酒量を減らす

適度な飲酒は健康にいいと多くの人が信じ込んでいるが、少量の飲酒でも害があることを示す証拠が増えている。飲酒量を減らすことは健康に極めて良い。

米国公衆衛生協会によると、飲酒で得られる健康上のメリットは皆無だ。少量でも口腔や咽頭、大腸などさまざまな部位のがんのリスクを高める。また、飲酒は思考力や判断力を鈍らせ、運動能力にも悪影響を及ぼすことが知られている。2026年に飲酒が少なければ少ないほど、あなたの全体的な健康状態は向上する。

次ページ > 3. 少しでも体を動かす

翻訳=溝口慈子

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