★「相談」こそ事実を説明する
【うまくない相談】
「課長、すみません、今ちょっといいですか? 例のプロジェクトの件で、悩んでまして……。クライアントの要求が厳しく、スケジュールもタイトで……」
これでは、上司は「で、私に何をしてほしいの?」と困ってしまいます。
【うまい相談】
「課長、今5分だけよろしいでしょうか。例のプロジェクトの件で、○○について、課長のご意見をうかがいたく、ご相談に参りました」
相手が最も答えやすい形で説明する
相談がうまい人は、まず細かな内容をいったん抽象化し、相談ごとのテーマとして「○○について」と一言にまとめます。例えば、先ほどの「クライアントの要求が厳しい」という話であれば、「クライアントとのやりとりに関する相談」かもしれませんし、もう少しざっくりと「○○さんとの案件」でも構いません。
そして、「テーマは何か」だけでなく、「相手に、何を答えてほしいのか」を明確にした上で、それを結論(要望)として最初に伝えます。
「○○の件(相談したいテーマ)で、アドバイスをいただきたいのですが(何を答えてほしいか)……」
「この2つの案のうちどちらが良いか(相談したいテーマ)、ご判断いただきたいのですが(何を答えてほしいか)……」
「このトラブルについて(相談したいテーマ)、解決策を一緒に考えていただきたいのですが(何を答えてほしいか)……」
そして、その後に、判断に必要な前提や状況を、簡潔に説明します。
「相談」とは、相手の貴重な時間と知恵を借りる行為です。だからこそ、相手が最も答えやすい形で説明する。その準備と思いやりの心が、相手から質の高いアドバイスを引き出す鍵なのです。
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