2026.01.03 11:00

2026年「世界で最も暮らしやすい国」トップ10、海外で暮らす米国人が選出

ギリシャ、パロス島ナウサの港町(Marc Bruxelle / Shutterstock.com)

ギリシャ、パロス島ナウサの港町(Marc Bruxelle / Shutterstock.com)

海外移住を考えているなら、この記事はあなたにぴったりだ。海外移住情報を扱うメディア、International Livingは、2026年に移住先として最適な国々をまとめた最新レポートを公開した。

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いちばん暮らしやすい国を探しているのは、あなただけではない。インターナショナル・リビングの新たな調査によれば、米国人の66%は、現在の米国の状況によって『以前よりも早く海外移住を検討するようになった』と答えている。

「主な理由は、生活費の高騰、政治状況への疲労感、シンプルで健康的で人とつながりあった日常生活を送りたいという欲求です」と、インターナショナル・リビングのエグゼクティブエディターを務めるジェニファー・スティーブンスは、インタビューでそう語った。「また、多くの人々は、自国以外の滞在資格や『プランB』を持つことで、自分の将来を自分でコントロールしたいと考えているのです」

だが、何より重要な問いは、移住するかどうかよりも、どこに移住するかだ。ここで役立つのが、インターナショナル・リビングが発表する「グローバル・リタイアメント・インデックス(GRI)」の2026年版レポートだ。

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創刊35周年を迎えるインターナショナル・リビングのこのレポートは、海外居住者の声に基づき、充実した生活を送るのに最適な国々をランキング形式で発表している。評価基準は、生活費、医療費、気候、ビザ、現地生活への順応の容易さなど幅広い。

「リタイアメント」と銘打ってはいるが、GRIは、生活のペースを変えたいと願う若い世代の米国人にとっても、大いに参考になる。リモートワーカーや、フレキシブルな勤務形態の企業社員、またその家族にとっては、特に一読に値する。

「GRIは退職者を念頭に設計された指標ですが、私たちが採用している評価基準──医療、生活費、インフラ、気候、ビザ──は、まだ働いている若い世代にも等しく有用です」と、スティーブンスは説明する。

GRIのもう一つの特色は、調査手法にある。このレポートは、単純に国の統計や、良し悪しを語るネットの声を集めたものではない。それぞれの国で実際に生活している居住者に取材した結果を、データと組み合わせているのだ。

「私たちの指標は、実世界で使いやすいものとして設計されています」と、スティーブンスは言う。「統計と個人の経験を組み合わせ、レポートに掲載する国で実際に生活している居住者の声を重視しています。クラウドソーシングでデータを集めたり、AIで生成した総評を載せたりはしません」

インターナショナル・リビングの調査員は、在外米国人が実際に暮らしている地区の物件情報に基づき、住宅コストを算出している。医療に関しては、質、費用、専門医へのアクセスのよさを基準としている。生活費については、水道光熱費、食料品、外食、米国との間の航空券など、さまざまな価格を尋ねるアンケートをとっている。さらにGRIでは、長期滞在ビザの条件、インフラ、気候のほか、移住者がどれくらい簡単に現地生活になじめるかを定量化した「親和性評価」も考慮されている。

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翻訳=的場知之/ガリレオ

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