食&酒

2026.01.03 13:15

蒸し料理検索6.4倍増 2025年の食卓を変えた「コスパ」の正体

プレスリリースより

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物価高が続く中、毎日の食卓はどう変わったのか。レシピアプリ「クラシル」が2025年1月から10月までの検索データを分析した結果、人々の料理に対する意識の変化が表れていた。

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ほったらかし調理への注目

最も大きな伸びを見せたのは、せいろ・蒸し料理だ。検索は前年比6.4倍に急増した。油を使わず、食材を切ってセットするだけでできあがる。ヘルシーで時短、そして一皿でメイン料理になる手軽さが多忙な現代人のニーズに合った。

また無水カレーも1.4倍の伸びを記録した。鍋に材料を入れたら、あとは火にかけて待つだけ。キッチンに立つ時間を短縮したい、手間を省きたいという点が関心を高めた。

共通しているのは、調理中につきっきりでいる必要がないことだ。時短と健康を両立させる「ほったらかし調理」が注目トレンドになった。

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外食の味を自宅で

外食やSNSで話題になった料理を、自宅で再現したいという需要も高まった。

麻辣湯・豆乳担々麺の検索は5.8倍に急増。外食で人気の麻辣味を、家庭でも楽しみたいという動きが広がった。ケバブ・タコスも1.5倍の伸びを見せ、手軽に作れてビジュアルも映えるメニューとして支持を集めた。

いずれも、具材や味付けを自分好みにカスタマイズできる点が評価された。外で食べるだけでなく、自宅で自分なりのアレンジを楽しむ。食の多様化と楽しさを求める流れが加速している。

物価高が変えた食材選び

物価高の影響が食材選びにも表れたことにも注目したい。たとえば豆苗の検索は1.4倍に増えた。再収穫できて経済的、生でも食べられる点が支持された理由だ。

魚肉ソーセージも1.4倍の伸びを記録。たんぱく質が豊富で常温保存が可能という利便性に加え、SNSで多様な調理法が紹介されたことも後押しした。

時短、手軽、健康。調理における普遍的なニーズに加えて、2025年の食卓に新たに加わったのが「コスパ」という視点だった。物価高でも食生活を豊かにしたいという工夫が表れた年になったといえそうだ。

【調査概要】 
調査期間:2025年1月1日〜10月27日 
調査対象:レシピアプリ「クラシル」で検索されたレシピ関連キーワードの伸長率を分析

プレスリリース

文=池田美樹

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