さて、1年で最も喜びに満ちた時期だ(いわゆる、ホットチョコレートを手に寄り添って、居心地のよいクリスマス映画を流すための完璧な口実だ)。幸い、ネットフリックス加入者には、ホリデーの名作を観たい気分のときでも、ベタなロマンティックコメディを観たい気分のときでも、その中間の何でも、祝祭ムードの作品が豊富に揃っている。
クリスマス映画に順位をつけるのは難しい。結局のところ、ホリデー映画はきわめて個人的なものであり、お気に入りは、家庭ごとの伝統、育つ過程でどんな作品に惹かれてきたか、そして個人の好みによって家族ごとに変わり得る。
そのような事情の中でも、Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)のスコアで順位をつければ、作業はいくらか楽になる。2024年、同レビューサイトの編集部は「ネットフリックスで観るべきクリスマス映画ベスト61」のリストを公開した。そして1年後の今、配信開始後にネットフリックスでトレンド入りしている注目の新作が、リストに新たに加わった。
『マイ・シークレット・サンタ』(My Secret Santa。2025年)は12月3日に配信開始となり、12月14日時点で同プラットフォームの視聴数が2番目に多い映画となっている。ロマンティックコメディの本作は、シングルマザーが副収入を得るため、高級スキーリゾートで季節雇いのサンタとして雇ってもらおうと男性のふりをするところから始まる。やがて彼女は、ホテルのハンサムな支配人に恋をする。出演はアレクサンドラ・ブレッケンリッジ、ライアン・エッゴールド、ティア・モーリー=ハードリクトである。
ネットフリックスで観るべきベスト・クリスマス映画23本
以下では、2025年にネットフリックスで観るべきクリスマス映画の上位作品23本を、ロッテン・トマトのスコア順に紹介する。次の1本を探しやすいように、予告編と短いあらすじも付ける形でそれぞれ掲載している。最終ページには23本をリストとしてまとめているので、参考にしてほしい。
(1)『エイリアン・Xマス』
批評家スコア:100%/観客スコア:69%
○原題:Alien Xmas○配信年:2020
あらすじ:「地球外生命体が地球の重力を盗もうとする中、世界を救えるのは、クリスマスの「贈る心」――そしてXという名の小さなエイリアンだけだ」
キャスト:キース・ファーリー、ディー・ブラッドリー・ベイカー、カリアイ・ランボ、ミシェル・デコ、バーバラ・グッドソン
(2)『クロース』
批評家スコア:95%/観客スコア:96%
○原題:Klaus○配信年:2019
あらすじ:「アカデミーで最悪の生徒との烙印を押された郵便配達人が、北の凍てつく町へ送られ、そこでクラウスという名の隠遁したおもちゃ職人に出会う」
キャスト:ジンコ・ゴトウ、セルジオ・パブロス、マリサ・ロマン、マット・ティーヴァン、ほか
(3)『若草物語』【現在日本での配信なし】
批評家スコア:92%/観客スコア:84%
○原題:Little Women○配信年:1994
あらすじ:「ルイーザ・メイ・オルコットの古典を1994年に映画化した本作で、マーチ家の姉妹は、成長の痛み、金銭的な不足、家族の悲劇、そして恋の対立に直面する。舞台は19世紀半ばのマサチューセッツ州だ」
キャスト:ウィノナ・ライダー、ガブリエル・バーン、トリニ・アルバラード、サマンサ・マシス、キルステン・ダンスト、クレア・デインズ、クリスチャン・ベイル
(4)『ジングル・ジャングル:〜魔法のクリスマスギフト〜』
批評家スコア:91%/観客スコア:69%
○原題:Jingle Jangle: A Christmas Journey○配信年:2020
あらすじ:「弟子に裏切られてから数十年。かつて陽気だったおもちゃ職人は、聡明な若い孫娘が玄関先に現れたことで、新たな希望を見いだす」
キャスト:フォレスト・ウィテカー、キーガン=マイケル・キー、ヒュー・ボネヴィル、アニカ・ノニ・ローズ、フィリシア・ラシャド、リサ・ダヴィーナ・フィリップ、ほか
(5)『マーダーヴィル:〜サンタを殺したのは誰だ?〜』
批評家スコア:91%/観客スコア:80%
○原題:Who Killed Santa? A Murderville Murder Mystery○配信年:2022
あらすじ:「休日が大嫌いな刑事が、事件の中で即興で演じなければならない有名人の研修生たちの助けを借りて、殺人事件を解決し、そしてクリスマスを救うことを強いられる」
キャスト:ウィル・アーネット、ジェイソン・ベイトマン、マヤ・ルドルフ、ピート・デヴィッドソン、ショーン・ヘイズ、マーショーン・リンチ、ハニーファ・ウッド、リラン・ボウデン



