これは、俳優だろうと、脚本家だろうと、ビジネスパーソンだろうと、どの職種でも同じだと思う。
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成果につながる方法を考える。そして、それを実践する。
「考える」→「実践」の積み重ねを、努力と呼ぶ。プロは努力を重ねている。
人気俳優ほど、脚本はメモだらけ
実際、私がふだん接している各分野のプロたちを見ていると、「考える」→「実践」を、徹底的にしている。
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これほどまでにやるのか、と驚かされるほどだ。
実際、実力のある俳優ほど、努力家だ。
当然のように、脚本は徹底的に読み込んでいる。だからメモだらけだ。あらゆる可能性の中から、どの反応がその人物にふさわしいのか考え抜き、たどり着いた自分の答えを現場に持って来る。
たとえば、何作もご一緒させていただいている俳優の余貴美子さんは、衣装合わせのとき、ご自身がこれまで演じた役柄のビジュアルブックを持ってきて、「自分がこの髪の長さ・この色の髪型をするとこう見える」という具体例を共有してくださる。
ここまで丁寧に準備をしてくださる方は、じつはめったにいない。
トップクラスの方々でさえ、絶えず努力を積み重ねている。
だからこそ、トップクラスになったともいえると思っている。
完全に余談だが、俳優によっては、現場では脚本を一切開かないというタイプがいる。それはその「膨大なメモを見られるのが恥ずかしい説」が濃厚だと、私は思っている。
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