リーダーシップ

2025.12.18 08:15

管理職の8割が実感するマネジメントの限界とハラスメント対応の真実

Getty Images

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「管理職が育たない」「マネジメントができる人材がいない」。多くの企業で、こんな声が多く聞かれるようになった。しかし本当に、管理職個人の能力不足が問題なのだろうか。

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ビズリーチが運営するビズリーチ WorkTech研究所が管理職経験者465人を対象に実施した調査から、マネジメントの難しさが個人の問題ではなく、組織全体で向き合うべき構造的課題であることがわかってきた。

ハラスメント対応が最大の課題に

調査によると、管理職経験者の78.3%が「直近5年でマネジメントが難しくなっている」と回答した。

理由のトップは複数回答で「ハラスメント意識の高まりへの対応」で50.8%。次いで「多様性の増大と価値観の多様化への対応」(34.6%)、「メンタルヘルス問題への対応」(34.3%)が続いた。

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かつての管理職の役割は、業務を回し、目標を達成させることだった。しかし今は、部下一人ひとりの価値観に配慮し、心理的な状態を把握し、それぞれに合った関わり方をするという高度な対人スキルが必要になった。

現代のマネジメントに特に求められていることとして複数回答で「モチベーション向上のための対応」(37.6%)、「部下個人の成長支援」(35.5%)、「ワークライフバランスへの配慮」(34.4%)が上位に挙がった。管理職の役割は、「業務を回すこと」から「人を育て、動機づけること」へと質的に変化している。

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文=池田美樹

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