憲政史上初の女性首相となった高市早苗総理大臣。自民党総裁に選出された際の「働いて、働いて、働いて……」という言葉は、これまでの姿勢と相まって大きな注目を集めている。特に「女性の活躍推進」というテーマについて、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層は、新政権にどのような期待を寄せているのだろうか。しゅふJOB総研が実施したアンケート調査の結果から、女性の活躍推進についての期待が明らかになった。
まず、高市政権の女性活躍推進について「期待する」と回答した人は73.1%に上り、世論調査で伝えられる支持率の高さと同様に、このテーマにおいても高い期待感が示されている。

この高い期待感を年代別で比較すると、50代以下の層では「期待する」声が7割を超えているのに対し、60代以上の層では55.7%と6割を切るという結果となった。若年層、特に子育て中の世代では、初めての女性首相誕生により、自身の働き方や環境が具体的に改善されることへの期待が大きいと考えられる。一方で、人生経験が豊富な高齢層は、首相の性別よりも政策の実効性を冷静に見極めており、性別が変わったからといって社会構造が簡単に変わるわけではないという、慎重な見方を示していると言える。




