女性活躍推進について、どのような変化が起こると思うかの問いに、最も多かった回答は、「働く女性に対する社会の理解が深まりそう」で38.4%であった。次いで「女性の管理職が増えそう」が33.1%、「女性が働きやすい企業が増えそう」が31.9%と続き、単に制度が変わるだけでなく、社会全体の意識と企業の環境がポジティブに変わることへの期待が大きいことがわかる。

しかし、期待の声が大きい一方で、回答者の2割超が「何も変わらない」とも答えており、すべてが楽観視されているわけではない。フリーコメントの中には、「女性だけに育児や家事、仕事を押し付けるのではなく、男性にも率先して行わせる(それが当たり前)社会を実現してほしい」といった、根深い課題への指摘や、「結局、ただ女性管理職を増やしたところで問題は解決しない」といった、本質的な仕組みの変革を求める厳しい声も寄せられている。
高市政権に対する評価は、初の女性首相という話題性による期待感と、長年の社会構造の壁に対する冷静な視点が交錯していると言える。多くの人々は、活躍とは決して外に出て働くことだけを意味するわけではないことを理解しており、それぞれの人たちが望む形での活躍ができる社会となるよう、今後の政権の舵取りに大きな関心を寄せている。
出典:ビースタイル ホールディングス「高市政権と女性活躍についての調査」より


